営業担当、クリエイターがチームとなって全面的にバックアップしたことが、プロジェクトを成功に導く。
営業担当、クリエイターがチームとなって全面的にバックアップしたことが、プロジェクトを成功に導く。
「出張予約」、「経費精算」「経費データ連携」の3つのソリューションから構成されている、出張管理・経費精算のトータルソリューションサービス、「ビズバンス」。 このたび、JTB出張予約のリニューアルに伴い、プロモーション動画を作成することになった。スピード感を持ってマーケットに訴求し、より認知度を高めていくためにはどのような内容にすべきか。デイリースポーツ案内広告社に相談を持ちかけた。

株式会社JTBビジネストラベルソリューションズ
営業企画部 営業企画課 矢代 様
営業企画部 営業企画課 前田 様
事業ドメインとして掲げているのは、BTM(ビジネストラベルマネジメント)とITソリューション。効率的な出張手配や、経費精算、および経費データの連携など、幅広い業種の企業に向けて、出張に関するビジネストラベルを中心とした様々な課題への最適なソリューションを提供している。
課題
ー認知度拡大
解決
ー認知拡大に資するインパクトと親しみやすさを両立したプロモーション動画の作成
ファミリーブランド戦略で認知拡大を目指す、リブランディング。

ビズバンスJTB出張予約とはどのようなサービスですか。

「ビズバンスJTB出張予約」の特徴は、主に3つあります。
一つ目は、多彩なオンライン予約サービスとの連携です。国内外の航空会社やホテル、国内の鉄道など、様々な交通機関やホテルの予約が一元的に管理できるようになっており、オンライン予約サービスとの連携数は、競合他社製品と比べて最多です。
二つ目は、24時間いつでもチケット予約がオンラインで完結できる点です。深夜や休日でも、必要な時にすぐに予約が可能。出張者の方の利便性を向上させることができるシステムを担っています。
三つ目は、が経理処理作業にも使える、利用実績データの出力が可能となる点です。出張後の経費精算作業が大幅に効率化されます。経費データ連携を活用することで、企業の経費精算システムに旅費データを連携することができます。
どのような課題があったのか、経緯も含めて教えていただけますか。

当社はJTBグループ内での再編や統合を経て現在の形になっており、その過程で3つのソリューションが1つの会社に結集したという背景があります。
そのため3つの製品の機能が一部重複してしまう、いわゆる「カニバリゼーション」が起きてしまっており、これにより、お客様にとっては製品の機能が分かりづらく、またマーケティング活動を進める上では社内のリソース配分の面で非効率が生じていました。
3つの製品それぞれに対し、個別にマーケティング活動を行っていたため、リソースが分散し、一貫したメッセージの発信も難しい状況で、効果的なプロモーションができていませんでした。加えて、市場環境や顧客ニーズの変化に伴い、3つのソリューションを連動させて訴求させる必要が出てきました。
もともと違う会社のものだった3つのソリューションが一つの会社に集まったということで、リブランディングは大変そうですね。

お客様から見ても、製品名のロゴもバラバラ。しかも一つの会社で扱っているというところで分かりづらさが発生していて、市場においての認知度、競争力に課題を持っていました。
デイリースポーツ案内広告社には、どのような施策を依頼しましたか。

ビズバンスというファミリーブランドの傘下に3つのソリューションをおいて、マーケットに訴求し、認知度を高めることです。
製品ブランドとしての一貫性は高まるものの、新しいブランド名を打ち出すことから全ての製品の認知度がゼロになってしまいます。新しいブランドとして、よりスピード感を持ってマーケットに訴求し、認知度を高めていくことが必要になります。
プロモーション動画を作り、マーケットに展開したいとお願いをしました。

JTBグループには、少し堅いイメージがあります。どちらかというと、スタイリッシュに作っていく傾向が強い。
今回、認知度を高めたいということで、インパクトを与え、新たな顧客層に対しても認知してもらいたい思いがありました。
斬新なアイデアからインパクトを与え、認知度アップへ。
どのような提案を行ったのですか。

リブランディングにあたり動画を制作するという依頼でしたので、視覚的な部分、聴覚的な部分も含め、お客様がインプットしやすいものにしようと、クリエイティブチームも参加し、5つの案を提案。RPGの案を採用していただきました。
採用されたアイデア以外の案も教えてください。

チケットレスの「レス」の部分と「プロレス」をかけ合わせた案や、出張者に向けて飛行機の「搭乗ゲート」を擬人化させた案など、インパクトを重視した案も提案しました。
その中で、RPGの案を採用した理由は何故でしょうか。

ポイントは2つありまして、認知フェーズにおいて、やっぱり大事なことは知ってもらうということなので、インパクトがあって斬新なアイデアだったことが、1つ目の理由です。
B2Bの商材、ビジネスマン向けのものになると、ちょっと堅苦しくなってしまいます。また、製品の紹介に偏ってしまうと、本当にその商品に興味がある人しか届きません。そういったことから脱却してインパクトを出しつつ、親しみやすさや、新たなコーポレートイメージを打ち出せるようなものにしたかったんです。
もう一つは、弊社の経営理念との親和性です。今回の動画は「出張は冒険だ」というテーマのもと、「出張=冒険」という前向きな表現に昇華されていますが、私たちは「私たちの仕事は目の前にいるお客様の移動のサポートではなく、その先にある”お客様のビジネスの成功”である」ということを常に意識しています。お客様のビジネスの成功に必要なアイテムが、ビズバンス。
そのビズバンスで、お客様のビジネスの成功に貢献していくというところが、当社の経営理念やビジョンに通ずるものがあったという点が選んだ理由です。
また、プロモーション動画が広まっていく所を社員が目の当たりにすることで、結果的に社内のエンゲージメントの向上に繋げていきたいという思いもあったことからキャッチコピーにメッセージ性のあるRPG案を選びました。
クリエイティブの方向性が明確だと、期待していた反応が得られる。
社内の反応はいかがでしたか。

今、前田が話したことを説明してから動画を見せたことで、納得をしてもらいました。社内で動画に対するアンケートを取りましたら、40代以上でポジティブな反応が多かったですね。
当社製品を採用して頂くお客様の決裁者は40代以上の管理職の方が多く、ターゲット層に思いが届くと感じました。

これまで真面目で堅いイメージがあったので、「攻めましたね」という声もありましたが、新しいイメージを打ち出すこともできましたし、前向きに捉えてくれている社員が多かったのは安心しました。
社内の反応をお聞きして、率直な気持ちは。

狙っていた層が40代以上の方でしたので、その方達からの声がポジティブな意見が多かったことに、先ず一安心しました。
また、入社2年目でリブランディングという機会を得られたこと、クリエイティブチームとタッグを組んで動画を作れたことは、私において自信になりました。
デイリースポーツ案内広告社に頼んでよかったことはどんな点がありますか。

私は最初、RPGではなく、プロレスが良かったんですけれど(笑)。アイデアが豊富で、選ぶ際に悩んだり、絞り込むのが大変でした。それだけ、どれを選んでいいかは分からないほど提案をいただいた点は、本当に良かったと思っています。

「認知拡大」という目的の本質をとらえた、斬新且つクリエイティブなアイデアをいただいたこと。それがやはり、一番大きいですね。
実は社内からは最初、驚きの声もありました。しかし、結果的にこれが当社の新たなイメージを打ち出すきっかけになったと思っています。従来の堅いイメージから脱却し、より親しみやすい企業としてのブランドイメージを構築する良い機会となりました。

今回、クリエイティブチームが集結したことで、それぞれのエキスパートが意見を交わし、豊富なアイデアが出ました。いい結果が得られたのも、バックアップ体制が整っていたからだと改めて思いました。
今後の展望は何かございますか。

2025年3月に「ビズバンスJTB出張予約」をリリースし、それを皮切りに製品の認知度を高めるためのあらゆるプロモーション活動を開始。ビジネスにおけるあらゆる課題解決に貢献することで、BTM・経費精算領域において選ばれる企業を目指していきます。
そのために、日々変化するビジネス環境や顧客ニーズに合わせて、製品を成長させ、お客様の実感価値向上を追求していきたいと思っています。
デイリースポーツ案内広告社に、今後期待することはありますか。

プランナー、デザイナー、コピーライターなど、専門的なプロフェッショナルの方々が多くいらっしゃいます。
そういった皆さんがより専門性を発揮して、バックアップしていただきたいと考えています。これからもお世話になる機会があれば、ぜひお願いしたいと思っています。

社名にデイリースポーツが入っているので、最初は阪神タイガースをメインにしたアイデアが来るのかなと思ったんですけど(笑)、全然そんなことはなく、いろんな方向性のクリエイティブを提案していただきました。この発想をずっと持ち続けていただいて、もっといろんな事を一緒になってやっていきたいと思っています。
この案件、1弾では終わらせたくない。やはり第2弾、第3弾のシリーズものにしていきたいと思っています。引き続き提案もいただきたいと思っていますし、ビズバンスの認知度拡大に、またサポートをいただければと思っています。

引き続き僕たちとしては、認知度に関してバックアップさせていただくことが、使命だとも感じています。
第2弾、第3弾とシリーズものとして制作させていただく機会があれば、ぜひまたクリエイティブチームも含め勢揃いでお伺いさせていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。