NIKI Hillsワイナリーの見えない“一手間”へのこだわり | 株式会社デイリースポーツ案内広告社
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NIKI Hillsワイナリーの見えない“一手間”へのこだわり

2022年5月24日 NIKI Hillsワイナリーの見えない“一手間”へのこだわり

執筆:コミュニケーションデザイン本部 デジタルソリューション室
矢部栞・大谷周平・松崎友奈

札幌からバスで約1時間。北海道余市郡仁木町に、DACグループが所有する「NIKI Hillsワイナリー」があります。

NIKI Hillsワイナリーは、ワイナリーを基盤としたワインツーリズムによる地方創生を目指して、2015年に仁木町で建設が始まり、2019年7月にグランドオープンした複合型施設です。自家ワインを醸造しており、赤ワイン『YUHZOME 2018』は世界最大の国際ワインコンテスト「Decanter World Wine Awards 2020」で金賞を受賞。国内ワイナリーでは唯一の受賞、赤ワインでの金賞受賞は日本初の快挙を果たしました。まさしく、DACグループが誇るワイナリーです。

3月末、私たちは中途社員研修でNIKI Hillsに伺いました。ワイヤーに残った葡萄のツルを取る農作業を体験した際に、指導してくださった関沢さんに、日々の業務を通じて感じたことや今後の農業の発展について、お話を伺いました。

農業のさらなる発展のために

NIKI Hillsファームには創業と同じくして移ってきました。

元々、デイリーインフォメーションで働いていた頃から農業に興味があり、若者離れしている一次産業にDACのテイストを加えれば若い人にも興味を持ってもらえる農業を展開できるのではないか、農業という一つの分野に革命を起こせるんじゃないかという考えがありました。社長はそういうことができる方だから。

那須のDACファームが事業化するタイミングで、社長に「ぴったりの仕事がある」とNIKI Hillsファームの話を聞いて、社長と農業をするのも夢でしたし、これはチャンスと思って参加しました。ただ、一番最初はワイン作りだとは思っていなかったので、後から「ワインやるんだよ!」と言われた時は驚きましたね(笑)

未経験から試行錯誤して今までやってきましたが、農業はとにかく大変。知らないことも多く、慣れないうちは本当に大変でした。正月と思ったらもう年末で、一年があっという間。

農業は、毎年毎年同じ仕事を繰り返すように見えるかもしれませんが、実際は自然相手なので、今年起きたことが来年も起こるとは限りません。気候の変化もありますし、今までになかったことがある時突然急に起こるかもしれない。そんな中で、「事業」としてやっているからには、結果は出していかないといけないので、今も昔も悪戦苦闘の毎日です。

今後の農業の発展のためには、若い人に農業に注目してもらうこと、振り向いてもらうことが重要になってくると思っています。若い人に参入してきてもらうために、「農業はきつい」とか「大変」という今までの概念は払拭していきたいですね。

農業の楽しいところは、自分が求めているものを追いかけていける環境で、自分が勉強したことが全部成果に紐づくところ。自分が磨かれますね。向き合い方ひとつで、絶対注目されるしチャンスも掴めると思います。実際に、一緒に働いているスタッフもすごくやる気があって、いいぶどうをつくろうと真剣に向き合っています。

農業は確かに重労働ですが、今はかなり機械化も進んでいます。農業に興味はあるけど体力に自信がない…という方でもチャレンジできるよう、AIや機械を取り入れてスマートに農業をする工夫がこれからは必要だと思います。

大きな成果につながる一手間

今回体験させていただいた「葡萄のつるを取る作業」は手間のかかる作業ですが、病気の発生防止につながるそうです。この一手間を惜しまないことが、今後国際ワインコンテストでの金賞受賞などの大きな成果に繋がることを研修を通じて実感しました。

NIKI Hillsの皆様のより良いワインを作るために一手間を惜しまないところや、結果を出し続けるための試行錯誤する姿勢は、どんな仕事においても必要なことです。今その姿勢を持って仕事ができているかどうか、改めて意識しなければいけないと感じました。自分たちのスキルをアップデートし続けていくことが、今私たちにできる「見えないところでの一手間」だと思います。それを積み重ねていくことで、生活者の皆様やクライアント様、会社にとってプラスに作用する存在になっていきたいです。

最後に、農業人口は年々減少しており、衰退が危ぶまれています。その理由の一つとして、自分たちが生きていく上において必要不可欠な産業にもかかわらず、農業に興味を持つ若者の数が決して多くはないことも挙げられると思います。

関沢さんのお話を伺い、機械化やAIによる効率化がもっと進めば、より多くの若者が気軽に自由に参加できる農業へと発展していけるかもしれないという希望が湧きました。「大変」な農業から「楽しい」「やりがいのある」農業へ。小さな手間を惜しまないNIKI Hillsワイナリーなら、農業に革命を起こすことが出来るかもしれません。私たちもDACグループの一員として、若者の農業への参入を促すための何か一助となれるよう、これから何が出来るか考えていきたいと思います。

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