商品と親和性の高いキャスティング、コピーこそ、強いブランディングになる。 | 株式会社デイリースポーツ案内広告社
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商品と親和性の高いキャスティング、コピーこそ、強いブランディングになる。

商品と親和性の高いキャスティング、コピーこそ、強いブランディングになる。

三国ワインが1997年から取り扱いをスタートした、スペインのカバ「ロジャーグラート」。こだわりの製法、本格的な味わい。手頃な価格。ワイン好きには馴染みあるカバとして人気が高いが、今回はいつもより間口を広げ、ライト層も取り込みたいという思いがあった。これまで行って来なかった新しい施策のため、デイリー案内に相談。この要望にどのような企画を提案したのか話を伺った。

三国ワイン株式会社
マーケティング部 広報マネージャー 佐藤奈緒子 様

三国ワインのスタートは、三国コカコーラの食品部でワインの取り扱いからスタート。その後1999年に三国ワイン株式会社を設立。2014年にはスペインを代表するワイナリー C.V.N.E.(クネ)社の傘下になった。創業以来、世界中のワイナリーから良いワインを日本中に案内し続けている。

柿田

アカウントエグゼクティブ:柿田 貴生

課題
ーライト層への認知、繁忙期の売上拡大、タレントを起用したプロモーション

解決
ー商品との親和性の高いタレントを選定、オープンキャンペーンの実施、就任式を兼ねた記者会見

ワイナリーと商品の特性に合ったキャスティング案

「ロジャーグラート」は、どのような商品か教えていただけますか。

佐藤様

ロジャーグラート1882年に創業した、スペインでカバのみを作り続けているこだわりの生産者。カバとはシャンパンと同じ製法で作られるスペイン産スパークリングワインです。
そのこだわりの部分ではポイントが3つあります。
その一つが、ぶどうの収穫年であるヴィンテージを冠したカバのみを生産。これは、深い味わいを生み出す長期熟成のこだわりの証でもあります。

二つ目が、地下セラーでの熟成。
ロジャーグラート敷地内に地下30m、全長1キロに及ぶ大きな地下セラーがあります。空調設備なしで 気温も湿度も静寂さも一定に保たれている、ワインづくりに最適な環境です。

三つ目が熟成期間。
カバの規定で定められた9ヶ月という最低熟成期間を超える長期熟成にこだわっています。酵母が自己分解を起こし、旨味成分がワインに溶け込んで行くのが熟成10ヶ月目以降。熟成による深みが増していき、泡立ちもよりきめ細やかになります。定番商品の中でもロゼは最低でも14ヶ月以上、その他も18ヶ月以上、中には36ヶ月以上の熟成期間のワインもあります。

どのような課題があったのですか?

佐藤様

伝統製法にこだわった美味しいスパークリングワインなので、ご存知の方は数多くいらっしゃいます。
しかし今回は、あまりワインを飲まないライトユーザーも含め、間口を広げて展開したいという思いがありました。飲んだことがない方でも、一度飲んでもらえれば、もう1回購入してもらう自信はあります。“こんなに美味しいのに、この価格は安い”と感じていただけるワインなので。しかし、これまで購入したことがない新しい人には、手にとってもらうきっかけが必要です。そのきっかけづくりを考える難しさがありました。

デイリー案内広告社に頼もうと思った理由はなんですか。

佐藤様

他の案件でもお付き合いがあり、デイリー案内さんならうまく進めてくれるのではないかという期待がありました。

柿田

弊社が北海道仁木町にワイナリーを所有していること。社内教育の一環でワイン検定を受けるのですが、私がブロンズを保有していることなど、多少なりともワインに寄り添った距離感でお話ができることが、依頼された理由かなと個人的には思っています。

提示された課題に対し、どのような提案をしましたか。

柿田

三国ワインさんからのご要望は、タレントをキャスティングしたい。そしてスパークリングワインの繁忙期10月〜12月、その期間の売り上げ強化につなげたいということでした。
企画を考えるにあたりベースにあったのは、三国ワインさんがこれまでやってこなかったキャンペーンを展開したいという思いです。ライト層を取り込むには、まずロジャーグラートを知ってもらう必要があると考え、参加しやすい、LINEを活用したオープンキャンペーンを提案しました。QRを読み込むだけで応募できる簡単なものです。
タレントは、元日本代表サッカー選手の中澤佑二さんをキャスティングしました。ロジャーグラートが長年にわたり守り続ける伝統。日本のゴールを守ってきた中澤さん。「守る」という共通点から、ロジャーグラートのブランドメッセージも届けられるようなキャスティグの軸を提案しました。

提案に対しての印象はいかがでしたか。

佐藤様

社内で今回はどの年代層を狙うかを考えていましたが、キャスティング案をいただいたことで焦点が定まっていった感じはあります、『守る』という共通のテーマで企画を落とし込んでくれたので、説明がしやすかったですね。社内の反応も良く、中澤さんはまさに狙い通りの層に刺さっていました。
伝統を重んじるという真面目な部分も踏襲しているので、営業はお客様のところに行きやすいし、お店の方も中澤さんのPOPはいいねと好印象でした。

柿田

ワインが合い、博識でクールなイメージでありながら、ユニークな部分も出せる人、ということで中澤さんを選んだ甲斐がありました。

人が介在する企画には、実施までのコミュニケーションが重要

その中澤さんが登場する、公式アンバサダー就任式も行われたそうですね。

佐藤様

はい。あまり形式張った記者会見にしたくないという提案をいただき、就任式を行いました。
中澤さんがありがたいぐらいノリノリで、司会者、三国ワインスタッフ、中澤さんでトークセッションも行ったのですが、和気あいあいとして楽しかったですね。
演者の方が気持ちよく登場して話せる、デイリー案内さんの雰囲気づくり、会場づくりのおかげだと思っています。中澤さんの魅力が引き出せていたと思います。

柿田

それは弊社の強みだと思います。キャスティングもイベントの運営も一括で出来るので、中澤さんとコミュニケーションをとる人間も1本化できました。
記者会見を行う半年ぐらい前からコミュニケーションをとっていて、ある程度の関係が築けていたのは大きかったと思います。
台本を制作する時も中澤さんの人となりを把握していたので、つくりやすかったですね。

佐藤様

撮影の時もノリノリで現れて、とても良い雰囲気で撮影できたのは柿田さん達のおかげだったのだと、今のお話を聞いて納得しました。

キャンペーンの手応えはいかがでしたか。

柿田

より多くの方に知っていただき、参加してもらうために、キャンペーンの景品は1010名に当たるという内容でしたが、約4800名の応募を獲得でき、定量的にご報告できました。

佐藤様

LINEキャンペーンは、初めてに近い施策で、しかもマストバイではなくオープン。当選者数も多くて、正直に言うと手探りの部分はありました。結果、応募数もあり、ロジャーグラートの認知度の向上、少しでも広がるきっかけづくりにはなったと実感しています。

デイリー案内広告社に頼んで良かった点はどんなところですか。

佐藤様

キャンペーンの運営において、展開から送り込み、サポートまでフルでやっていただいたことですね。当選者も選んでいただき、ありがたかったです。これまでは自分たちで、仕事をしながら行っていたので、とても大変でした。デイリー案内さんに一元化して行ったことが、キャンペーンが成功した理由かなと思っています。

柿田

僕個人の考えですけど、代理店という名前がついている限りは、お客様の代理になりたいと思っています。負担を減らすことも、僕らの仕事だと思っていますので。

トータルで頼める安心感、成功体験による信頼感

今後、デイリー案内広告社に期待することはありますか?

佐藤様

今回のキャンペーンでは全てオーガナイズされていましたので、一貫して頼む安心感がありました。ロジャーグラート以外の他ブランドも頼めると思っています。また、著名人を使った広告展開があったとしても、勝手が分かり、うまく進められる会社だと思いますね。

柿田

ありがたいですね
僕としても、SNSを使ったキャンペーンは担当したことがありますが、長期にわたったキャンペーンは初めてでしたので、今いただいた言葉は、とても嬉しいです。

今後の展望はございますか?

佐藤様

ロジャーグラートは、とてもポテンシャルがあります。こだわりの作りでありながら、手頃な価格。本格派を試したい方にアプローチして、世界観を楽しんでもらえるようにしていきたいですね。

柿田

今回、ロジャーグラートの背景の部分も触れられることができたので、さらに魅力の部分を伝えるサポートをしたいと考えています。カバといえばロジャーグラートだよねと言われるぐらいの仕事をしたいと思っています。

佐藤様

会社としては、世界中の美味しいワインを消費者に楽しんでもらえることを、さらに強化していきたいと思っています。
デイリー案内さんとは、キャンペーンや記者会見の成功体験があります。とてもスムーズに進行でき、スケジュール感も守っていただけるので、今後もよろしくお願いします。

柿田

ロジャーグラートでは一定の評価をいただきました。他のブランドで恩返しをするためにも、少しでも三国ワインさんの地位が高まるように、各ブランドを押し上げるお手伝いができればと思っています。


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