【2022年最新版】YouTube shortとは?投稿方法について徹底解説!
公開日:2022年10月18日更新日:2023年1月17日 【2022年最新版】YouTube shortとは?投稿方法について徹底解説!
目次
YouTube shortとは?
YouTube shortとは、簡単に説明すると、最大60秒の縦長動画を投稿、視聴ができるYouTubeの新しいサービスです。
TiktokやInstagramのリール機能とイメージは近く、通常のYouTubeと異なり、スクロールをするだけで次の動画を視聴することができサクサクと自分の興味がある内容を見続けることができるため気づけば何時間も時間が経っていたという人も少なくないのではないでしょうか。
また、YouTube shortにも通常の動画と同じく「高評価ボタン」「低評価ボタン」「コメント」の機能もそれぞれついているため、視聴者からのリアクションをはかることもできます。
YouTube shortが注目されている理由
では、なぜ今このタイミングでYouTube shortが注目されているのでしょうか。
YouTubeのshort動画は特にZ世代からの支持を集めており、通常のYouTube動画とは異なり不特定多数のユーザーに自動で次々とオススメの動画が再生されるため、ちょっとした休憩中や通勤通学中にもサクッと見られるため人気が出ております。現在ではYouTube shortのみで1日当たりの平均で約300億回も再生されており、1大コンテンツとしての風格ものぞかれます。
YouTube shortの特徴
続いて、YouTube shortの特徴をもう少し掘り下げてご紹介します。
60秒以内の短い動画が投稿可能
何よりも大きい特徴としては名前の通り60秒以内という短尺での動画が投稿されているところにあります。
特にYouTubeというプラットフォームの特性上「動画を見る」ためにアプリを開く、サイトを訪問するユーザーが多いため動画を見るまでの導線がスムーズなため、Short動画の中では後発ではありましたが、他のプラットフォームと比較しても視聴回数を稼ぐことができている要因だと考えられております。
動画制作がスマホで可能
次に動画制作がスマホで簡単に作成することができるというポイントのご紹介です。
そもそもYouTube shortはスマホで見やすいサイズで再生されていることもあり、動画の撮影、編集、投稿の流れをスマホ1台で完結できることも評価されている一因です。尺も短く、凝った演出やSEを入れたりなどの作業への労力もそこまでかからないため、新規のコンテンツ配信者にとっても投稿しやすいため、今後さらに盛り上がりを見せていくことが予想されます。
幅広い世代にアプローチが可能
また、他のショート動画配信プラットフォームに比べてユーザーの年齢層が幅広いという点も大きなポイントです。よく比較対象としてあげられるInstagramとTikTokと比較してみると
- Instagramリール:20代~40代
- TikTok:10代~40代
- YouTube:10代~60代
とTikTokやInstagramはメインとなるユーザー層が比較的若者が多く限定的であるのに対し、YouTubeのユーザー層は幅広くなっています。アプローチしたいターゲットにもよりますが、広い年齢層に対して満遍なくリーチをしたいのであれば、YouTube shortを活用することをおすすめします。
他のSNSプラットフォームとの違い
上でも比較しているように、ショート動画を配信するプラットフォームでよく比較されるものとして、InstagramやTikTokがあげられます。ユーザーのボリューム層以外の特徴の違いをいくつかあげていきます。
Instagramリール
Instagramのリールは、最大投稿時間に関してはYouTube shortと異なり最大90秒となっています。
Instagram上で複数箇所に表示させることができ、「リールタブ」「リール専用タブ」「発見タブ」「フィード」の4か所に表示されます。また、リールで投稿した動画を15秒に短縮させ、自身の「ストーリーズ」に表示させることも可能なので、より多面的にアプローチさせることができると考えられます。
ただ、YouTube shortと比較してみると動画を見ることを前提に開くプラットフォームではない、というところが大きな違いです。特にInstagramは親しい友人や著名人の投稿を見たり、観光地や遊びに行った先の流行っているお店、ショップを検索するために使うことが多いため、動画を多くの人に届けるという目的にはあまりフィットしていないかもしれません。
TikTok
TikTokはまず、YouTube shortと違い3分間までの動画を投稿することができます。
さらにTikTokはアプリを開いた瞬間に動画がフルスクリーンで表示され、再生され始めます。そのため、ユーザーとしてはどの動画を見るか迷うことなく、すぐに視聴を開始することができます。
また、前段で比較しているようにユーザー層がYouTube shortと大きく異なっています。もちろん重複するユーザーがいることは確かですが、TikTokユーザーのボリューム層は10代から20代前半の若年層となっており、YouTube shortと比べると少し限定的なターゲットとなってしまいます。
22年5月から始まったYouTube short広告
YouTube shortは、2020年9月にインドで初公開され、順次各国への提供がスタートしました。日本では2021年の7月13日から提供がスタートしております。
そして、2022年の5月に入り世界中の広告主がすべてYouTube shortの広告(Ads on YouTube Shorts)を出せるように展開されていくことが公表されました。
また、YouTube shortの広告として、単純な広告配信だけでなく、動画アクションキャンペーン、アプリキャンペーンの配信策としても追加されます。
加えて2022年後半には商品フィードが表示されるようになり、広告主が商品をキャンペーンと結び付けた購入をさらに促すことが出来る動画広告を出せるようになり、ユーザーにとってショッピングがしやすくなります。YouTube shortを見たときに表示された広告をタップした際、ブラウザが切り替わることがないため、アプリ内で商品が見ることが出来るような商品フィードになります。
YouTube short広告のメリット
ここまでYouTube shortの特徴をお伝えしましたが、YouTube shortはYouTubeに参入してチャンネル登録を増やしたいが運用にあたるリソースを割くことがなかなかできない企業にとってもおすすめです。
通常の動画を投稿するためには、構成を考え、撮影をし、編集、キャプションや説明を考えてもたくさんの人の目にとめさせることが難しく、労力のわりになかなか結果が出にくいのに対して、YouTube shortはYouTubeのAIによっておすすめの動画が次々と再生されるため見てもらいやすく、一本一本の動画を制作する労力がそこまでかからず、簡単に投稿をすることができるためです。
ここからはYouTube shortを活用するメリットについて3つのポイントに絞って掘り下げていきます。
簡単に投稿することができる
YouTube shortは動画時間が60秒までしか投稿することができない上に、スマホ1つで撮影から編集まで済ませることができるため通常の動画投稿よりも簡単に投稿することができます。
さらにYouTubeの公式アプリをダウンロードし、活用することでアプリ内にて撮影から投稿を一気通貫で行うことが出来ます。
企業の広報担当の方やプロモーション担当の方にとって動画を作り投稿するとなると相当の労力がかかってきますが、簡単に投稿をすることができるのであればその負担もだいぶ軽減することができるはずです。
チャンネル登録につなげることができる
また、YouTube shortはチャンネル登録につなげることが出来るという点も大きなポイントです。チャンネルを作ったはいいものの、なかなかチャンネル登録につなげることが出来ず、動画を作っても再生数が思うように伸びないというのはチャンネル作成後にぶつかる大きな壁の一つです。
そこで、YouTube shortを活用することで不特定多数のユーザーにリーチし、興味のある内容であればYouTube内での検索を介することなくチャンネル登録へとうまく誘導することができます。
参入者がまだ多くなく、これからも伸びていく市場であること
YouTube shortがまだ未成熟で、新規参入の余地があり今後さらに伸びていく市場になると考えられる点も大きなメリットの一つです。
今後さらなる盛り上がりを見せるであろうショート動画の領域に早い段階で参加することで、他のYouTubeチャンネルとも違いを見せることができます。
視聴者のニーズの変容に伴い、限られた時間で端的にまとめられた動画により、情報を得ることを求めていることからも、ショート動画への参入は大きなメリットとなるのではないでしょうか。
YouTube short広告のデメリット
上記であげたように、短尺で気軽にあげることができ、登録者増加につなげやすいというメリットがある反面、中にはデメリットとなる側面もあります。
以下でYouTube shortのデメリットとなり得る側面を2つご紹介します。
視聴者層がブレる
メリットとして、検索を介さず普段リーチすることが出来ていない層にもリーチすることが出来る点を紹介しましたが、それは反対に幅広いユーザーに再生されてしまうことから、通常の動画には興味を持たないチャンネル登録者が増えてしまうというデメリットにもなり得ます。
これに伴い、通常動画の再生数が落ち、チャンネル全体にてクリック率が下がってしまう可能性もあることを理解しておく必要があります。
そのため、YouTube shortで投稿する内容と通常の動画で投稿する内容に大きなギャップを作らず統一感を持ったチャンネルの運営を心がけましょう。
ビジネスに発展しにくい
また、なかなかビジネスに繋がりにくいという特徴もあります。
理由としてはまず、次々と別の動画にスワイプで再生することができる使用のため、概要欄やコメント欄を視聴者に見てもらうことが難しい点、次にショート動画という特性上ビジネスに繋がるような宣伝や他メディア等への流入が難しい点、そして現状ではまだまだ若年層の視聴者が多く視聴者の平均年齢が多い点があげられます。
より有効的にYouTube shortを活用するためには短尺の間に興味関心をしっかりと引き、ターゲットにマッチした内容を作成していく必要性があります。
YouTube shortの広告仕様
ここまでYouTube shortの動画の特徴やメリット・デメリットを紹介してきましたが、次に広告として活用する方法をご紹介します。
もともとYouTubeにはTrueviewインストリーム広告やTrueviewディスカバリー広告、バンパー広告といった様々な種類の広告をつけることができていました。その一方で、2021年7月からサービスが運用開始されているYouTube shortの方には広告がありませんでしたが、2022年5月からついにYouTube shortの広告運用も開始されました。
現状広告の運用方法は動画と動画の間で広告動画を放映する、という1パターンのみで、ユーザーが動画をスクロールしていると広告動画が再生されるという形で広告が現れます。
加えて、ユーザーはアプリでYouTube shortの広告をタップすると、ブラウザに切り替わることなくアプリ内で広告の商品が表示されます。
YouTube shortへの出稿方法
YouTube shortの広告出稿の方法としては、通常のYouTubeの広告出稿方法と全く同じです。ただ、2022年7月現在では、YouTube shortのみに広告を出すという方法はまだありません。
また、将来的には変更があるかもしれませんがYouTube shortの広告はスマホで見ることはできますが、パソコンのブラウザでは見ることができませんのでご注意ください。
YouTube short 広告の成功へのポイント
YouTube shortの広告に適した広告動画は通常の動画広告のクリエイティブとは注意するポイントが異なりますので、いくつかポイントにおまとめしてご紹介します。
縦型動画の動画を制作する
まず何よりも通常の動画広告と異なるポイントとしては「縦型動画」かどうかになります。
YouTube short上でも通常の横画面動画も見ることはできますが、その場合上下が黒いバーとなってしまうため、クリエイティブで使うことが出来る部分が狭くなってしまうので、見栄えが悪くなってしまいますのでご注意ください。
ちなみに先に紹介したようにYouTube shortにだけ広告を出すということは現状できませんが、縦画面で1分以内の動画であればYouTube shortで流れやすくなる傾向があります。
冒頭の3秒にこだわる
YouTube shortはスクロールすることで次々に新しい動画を流し見することができるので、ユーザーの興味関心に触れる内容でなければ簡単にスキップされてしまいます。
そこで重要になってくるのが「動画冒頭の3秒」になります。
この冒頭3秒でユーザーの興味関心に触れる内容であれば、最後まで見てもらえる可能性が格段に上がるため、冒頭のインパクトをいかに強くするかが非常に重要となってきます。
わかりやすいクリエイティブを心掛ける
1分以内の短尺での動画だと、その短い間にいかにユーザーにとって有益で関心をひき楽しませる動画かどうかを理解してもらうことを意識してクリエイティブを作成する必要性があります。
そのためわかりやすい構成を作ることが重要です。
例えばある程度パターンを定番化させ、このチャンネル=この構成というようなストーリーを作ることでクリエイティブ制作の労力も軽減できると同時にリピーターを増やす手助けにもなります。
YouTube shortをうまく活用すればチャンネル登録者の増加や、バズリを狙うこともできる
今回はYouTube shortの特徴や、YouTube shortの活用方法、成功ポイントなどをご紹介させていただきました。
作成するのにコストや時間のかかる動画コンテンツですが、YouTube shortをうまく活用することで、労力をあまりかけることなく、チャンネルの活性化や新しい視聴者の活用にもつなげることができます。
また、YouTube shortの広告活用もいよいよ本格しつつあるこのタイミングで
お早めに参入し、対策をしっかりとしていくことをオススメします。
弊社では動画制作はもちろんですが、広告運用はじめ、作成したプロモーション動画のリアル展開まで幅広く業務を取り扱っております。
ご興味をお持ちの方は是非お気軽にお問合せくださいませ。
2017年度新卒入社。 営業職として医療機器メーカーやNPO法人のプロモーション、ブランディング提案に従事。 屋外広告や、マス広告、イベントや制作物を含め幅広く業務を担当。 趣味は写真撮影、お笑い鑑賞、ラジオ。 座右の銘は「不調こそ、わが実力と思え」。