YouTubeマーケティングとは?活用方法・メリット・デメリットも一挙ご紹介
公開日:2022年9月6日更新日:2022年12月26日 YouTubeマーケティングとは?活用方法・メリット・デメリットも一挙ご紹介
目次
YouTubeマーケティングとは
YouTubeマーケティングとは、動画共有サービスのYouTubeで自社製品をアピールするマーケティング方法です。例えば、YouTubeで動画視聴中に流れる商品やサービスのCMは、YouTubeマーケティングの代表的な手法と言えます。他には、チャンネル登録者数の多い有名YouTuberが、動画内で商品を紹介するのもYouTubeマーケティングの1種です。
これまではテレビCMが最も効果的な手法とされてきました。しかし、昨今では「テレビよりもYouTubeを視聴している」という人も増えています。子供から大人まで年齢を問わず全世界で20億人以上が利用しているYouTubeは、マーケティングの新しい媒体として注目されています。
YouTubeマーケティングの活用方法
YouTubeマーケティングでは、YouTubeを次のように活用することで自社のサービスや商品をアピールすることが可能です。
- 自社のYouTubeチャンネルを作成する
- 各種YouTube広告を利用する
- 登録者数の多いYouTuberを起用する
以下では、YouTubeマーケティングの活用方法について詳しく解説します。
YouTubeチャンネル
自社のYouTubeチャンネルを作成・運用する技術や知識があるのであれば、広告費をかけずに商品やサービスをアピールできます。
自社で運用するYouTubeチャンネルに新商品や新サービスの情報を掲載することで、ユーザーの認知度を向上させることが可能です。ユーザーにとって有益な情報を提供し続けることで、チャンネル登録者を増やすこともできます。
企業のチャンネルを登録するユーザーは、商品やサービスに少なからず興味を持っています。つまり不特定多数の登録者に、低予算で新商品をアピールできるのです。商品が話題になれば、ユーザーが商品情報を共有してくれる点もメリットと言えるでしょう。
ただし、自社のYouTubeチャンネルを作成したからといって、すぐに結果が出るわけではありません。店頭などでチャンネルをアピールするなどの努力と工夫は必要です。加えてマーケティングや動画作成・運用のノウハウも必要です。
YouTube広告
YouTubeに広告を出すことで、自社の製品やサービスをアピールする方法もあります。YouTubeに広告を出す際は、次のような掲載方法から選ぶことが可能です。
- インストリーム広告
- バンパー広告
- アウトストリーム広告
- ディスカバリー広告
- マストヘッド広告
- ディスプレイ広告(オーバーレイ広告)
以下で詳しく解説します。
インストリーム広告
YouTubeの動画を再生する前、途中、後に流れる広告です。
インストリーム広告には次のような種類があります。
- 広告の途中でスキップが可能な「スキッパブル広告」
- 途中でスキップができない「ノンスキッパブル広告」
「スキッパブル広告」は、広告が流れて5秒後にスキップすることが可能です。広告を視聴するかをユーザーが選択します。
対して「ノンスキッパブル広告」は、15秒以下の動画広告を最後までユーザーに見てもらえますが、視聴を強制するため商品や企業に悪い印象を与える恐れがあります。
バンパー広告
動画の前、途中、後に流れるインストリーム広告と同じですが、6秒間は動画をスキップできません。短時間のノンスキッパブル広告だと考えるとわかりやすいのではないでしょうか。動画の時間も短いため、ユーザーにかかる負担も少なく済みます。短時間で印象に残る動画を作成できれば、高い効果を見込めます。
アウトストリーム広告
アウトストリーム広告は、YouTube以外のサイトやアプリ内で表示されるモバイル専用の動画広告です。YouTube視聴者以外のユーザーにも広告を見てもらえるのがメリットです。
ディスカバリー広告
YouTubeで動画を検索した際、検索結果の画面に表示される広告です。例えば、YouTubeで「チョコレート」と検索すると、検索結果の最上段にチョコレートの広告が表示されます。
ディスカバリー広告は、次のような位置に表示されます。
- YouTubeの検索結果の最上段
- 関連動画の上部
- モバイル版のトップページ
- モバイル版の動画の下部
マストヘッド広告
YouTubeのサイトを開いた際にトップ画面に表示される広告です。動画広告はミュートした状態で自動再生されます。最も目立つ箇所に表示されるため、商品やサービスの認知向上に効果的です。
ディスプレイ広告(オーバーレイ広告)
YouTubeを再生した際に、動画内の下部に表示されるバナー広告です。視聴中の動画内に掲載されるため、ユーザーの目に入りやすいのがメリットと言えます。バナーは自由に閉じることができるため、ユーザーの負担になることはありません。
人気YouTuberの起用
登録者数の多い人気YouTuberを起用し、自社の商品やサービスを紹介してもらう方法です。登録者数が100万人を超える人気YouTuberともなれば、興味のなかった視聴者にも影響を与えられます。ただし、影響力の高いYouTuberほどコストがかかってしまう点に注意が必要です。
YouTubeマーケティングのメリット
YouTubeマーケティングを実施することで、次のようなメリットが得られます。
- ユーザー数が多い
- 低コストで開始できる
- 詳細なターゲティングができる
以下で詳しく解説します。
ユーザー数が多い
YouTubeは、性別や年齢を問わず、全世界で20億人以上が利用しています。ユーザー数が多いということは、それだけ自社の顧客になる可能性が高いということになります。
低コストで開始できる
YouTubeマーケティングは、低コストで開始できる点もメリットです。例えば、東京キー局でテレビCMを1回流すと、およそ40万円~100万円ほど必要となります。対してYouTubeであれば、自社のチャンネルは無料で開設可能です。広告を出す費用も、1回あたり数円〜数百円が相場です。低コストで開始できるうえに高い効果が期待できます。
詳細なターゲティングができる
YouTubeに広告を出すことで、不特定多数の人に高い訴求効果が期待できます。ですが、同時に詳細なターゲティング設定も行えるため、自社商品やサービスに興味があるユーザーに絞って広告を出すことも可能です。
YouTubeマーケティングのデメリット
低コストで高い訴求効果が期待できるYouTubeマーケティングですが、次のようなデメリットもあります。
- 分析・知識が必要
- 拡散するためにはコストがかかる
以下で詳しく解説します。
分析・知識が必要
YouTubeマーケティングは、広告用の動画を作成する必要があります。しかし、ただ商品やサービスを紹介する動画では、ユーザーの興味を引くことは難しいでしょう。視聴者にどのような動画が受けるのかを分析するスキルや、動画を作るための知識が必要となります。
拡散するためにはコストがかかる
いくら良い動画を作成しても、多くの人に知ってもらわなければ意味がありません。周知するために店頭で動画を流したり、有名なYouTuberに宣伝してもらうといった方法がありますが、機材や人件費などのコストがかかります。
YouTubeマーケティングを成功させるためのポイント
YouTubeマーケティングを成功させるために、次のポイントを押さえておきましょう。
- 目的・ターゲットを明確にする
- PDCAを回す
- YouTubeアナリティクスの活用
以下で詳しく解説します。
目的・ターゲットを明確にする
動画広告を出す目的や、どんな人物をターゲットにしているかを明確にしましょう。自社の商品やサービスに適しているユーザーに狙いを定めることで、より高い訴求効果が期待できます。
PDCAを回す
PDCAとは、次の頭文字を取ったものを言います。
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(評価)
- Action(改善)
PDCAを①〜④の順番に進めることを「PDCAを回す」「PDCAサイクル」と呼んでいます。
例えば、YouTubeマーケティングを実施する場合、
- Plan:5W2Hを使って動画の方向性やターゲットを決める
- Do:計画に従い動画の作成・運用・拡散を行う
- Check:ユーザーの反応や評価を定期的にチェックする
- Action:ユーザーの評価を検証し、必要な改善を行う
このようにPDCAを回すことで、ユーザーが求めているものや改善点などが把握しやすくなります。
YouTubeアナリティクスの活用
自社のYouTubeチャンネルにある「YouTubeアナリティクス」を使用することで、動画の視聴回数や総再生時間、チャンネルの登録者数などを把握できます。
YouTubeマーケティングを制作会社に依頼するメリット
YouTubeマーケティングを制作会社に依頼することで、次のようなメリットがあります。
- 高品質な動画
- 制作の工数が省ける
以下で詳しく解説します。
高品質な動画
商品やサービスの動画広告を自社で制作することで、コスト削減につながります。しかし、動画を作成・運用するノウハウがないと、低品質なものしかできません。制作会社に依頼することで、高品質な動画作成が可能です。
制作の工数が省ける
動画広告を作成するのは簡単ではありません。知識や技術がない場合、一から学びながら作ることになるため、さらに時間がかかります。人手を動画作成に取られてしまうため、他の業務が疎かになる恐れがあります。
YouTubeマーケティングの制作会社を選ぶポイント
制作会社に依頼することで、質の高い動画を作成してもらえます。しかし、数多くある制作会社の中から、どこを選べば良いのか迷ってしまうはずです。YouTubeマーケティングの制作会社を選ぶポイントをご紹介します。
制作実績
まずは制作会社の実績をチェックしましょう。これまでどのような動画を作成してきたのか、依頼してきた企業に対して成果を出しているのかを知ることで、制作会社の実力をある程度把握できます。
実績がある会社は、動画を作成するノウハウを持っています。つまり、依頼する側が望んでいることを形にする技術や知識があるということです。
>>弊社実績はこちら
得意分野
動画を制作会社に依頼する際、実績を確認すると同時に得意分野と不得意分野もチェックしておきましょう。依頼を受けてきた状況を調べることで、どんな動画であれば作れるのかを把握できます。
依頼する側がアニメーションを用いた動画を作りたいと考えていても、制作会社側が苦手であれば低品質な動画になってしまうでしょう。自社が作りたいと考えるジャンルを得意とする制作会社を選ぶことが重要です。
提案力・企画力
動画制作会社を選ぶ際は、提案力や企画力もあるかを確認しておきましょう。自社で動画の傾向や構成をある程度は決めておくことになります。しかし、初めて動画を作るとなると、何をどうしたらいいのかのイメージも掴みづらいものです。
そんな時、提案力や企画力のある制作会社であれば、依頼する側が言葉にしづらい部分も汲み取ってくれますし、動画の方向性や構成案も提示してくれるでしょう。
デイリースポーツ案内広告社のYouTubeマーケティング成功事例
こちらでは、デイリースポーツ案内広告社で手掛けたYouTubeマーケティング成功事例をご紹介します。
スポーツ用品メーカー様
新商品の発売に伴い、認知拡大を目的としたYouTubeの TrueView インストリーム広告を実施しました。視聴率が想定の約1.5倍となり、顧客満足度の高いCPVを達成することができました。
自動車関連の企業様
認知拡大/啓蒙活動として認知拡大を目的にインストリーム広告で配信しました。効果としてはCPV1円、視聴率48%と高い運用成果を出すことができました。
まとめ
今回はYouTubeマーケティングについて解説しました。
YouTubeマーケティングを活用するには、次のような方法が挙げられます。
- 自社のYouTubeチャンネルを作成する
- 各種YouTube広告を利用する
- 登録者数の多いYouTuberを起用する
YouTubeで自社の商品やサービスをアピールするには、動画を作成する必要があります。しかし、自社で動画を作成するのは簡単ではありません。
そこで、実績やノウハウを持った制作会社に動画の作成を依頼しましょう。クオリティの高い動画を作成・運用することで、話題性や認知度の向上につながります。