【今さら聞けない!】Web広告費の相場について種類別にわかりやすく解説
公開日:2022年7月27日更新日:2022年12月26日 【今さら聞けない!】Web広告費の相場について種類別にわかりやすく解説
目次
Web広告媒体の種類別費用
Web広告とは、WebサイトやSNS、動画といったWebメディアに掲載する広告のことを言います。Webメディアに掲載できる広告には、次のような種類があります。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- 純広告
- アドネットワーク
- DSP広告
- リターゲティング広告
- 動画広告
- SNS広告
これらの広告は、掲載することで費用が発生します。以下では、広告の特徴や費用について解説します。
リスティング広告
GoogleやYahoo!などの検索エンジンを利用した際、検索結果に表示される広告を「リスティング広告」と言います。ユーザーが検索したワードに関連する商品や情報がテキストとして広告スペースに表示されることから「検索連動型広告」とも呼ばれます。
リスティング広告は、メディアのトップに表示されるため、商品や情報に関心を持つ人をターゲットにしやすい点や、少額から始められて短期間で効果が期待できる点がメリットです。
一方、商品に興味のない人には効果が見込めない点や、キーワードによっては単価が高くなる点がデメリットです。
リスティング広告にかかる費用
クリック課金方式:1クリックにつき数十円~数百円程
ディスプレイ広告
Webサイトやアプリに、テキスト、画像、動画といった形で表示される広告です。画像や動画を使うことで、テキストのみよりもユーザーの目を引きやすいのが特徴と言えます。
ディスプレイ広告には、次のような種類があります。
- 純広告
- アドネットワーク
- DSP広告
- リターゲティング広告
それぞれの広告について、以下で詳しく解説します。
純広告
掲載期間が決められており、期間内は必ず広告が表示されます。純広告にはバナータイプや動画タイプなど、多くの種類が用意されています。期間内であれば確実に広告が表示されるため、Webサイトやアプリを利用しているユーザーに見てもらえます。
また、他の広告は出稿までに手間がかかりますが、純広告は掲載する内容が決められているため運用がしやすいのも特徴です。なにより、出稿にかかる費用が高く、厳しい条件をクリアーしなければ出稿が認められないため、ユーザーからの信頼が得やすいのもメリットです。
ただし、他の広告と比べて費用がかかる、途中で広告を変えられない、広告を見てもらいたいユーザーを絞り込めない、期間内は結果が出なくても広告費がかかるといったデメリットもあります。
純広告でかかる費用
期間保証方式:数十万~数千万円程度
インプレッション課金方式:1,000回の表示で10円~数百円程度
アドネットワーク
複数のWebメディアを集めて、広告をまとめて掲載する方式を言います。アドネットワークは複数のWebメディアを集め、そこに広告をまとめて掲載できるのが特徴です。他の広告と違い、複数のWebメディアを探したり、出稿したりする手間が省けるため、コストを抑えることが可能です。また、広告の管理や運用がしやすい点もメリットと言えるでしょう。
複数のWebメディアに掲載できますが、出稿できる Webメディアを選べないケースも多々あります。そのため、広告内容とWebメディアが合わない可能性があります。広告を掲載するのにふさわしくないメディアだった場合、自社ブランドのイメージを損なう恐れがあります。
アドネットワークにかかる費用
クリック課金方式:1クリック10円~数百円程度
インプレッション課金方式:1,000回の表示で10円~数百円程度
DSP広告
DSP(Demand Side Platform)広告は、広告主のプラットフォームに広告を掲載する方式を言います。ユーザーがサイトに訪れたタイミングで、どの広告を掲載するかを毎回オークションで決定します。DSP広告は、広告に関心のあるユーザーをターゲットにできるため、高い効果が見込めます。また、広告の掲載を自動で行うため、作業の手間を省けます。
しかし、広告内容と広告媒体が合わない可能性もあります。広告を掲載するDSPを自身で選ぶ必要があるため、面倒に感じられる場合もあります。費用面でも、他の広告と比べてコストがかかる点に注意が必要です。
DSP広告にかかる費用
クリック課金方式:1クリックあたり50~100円程度
インプレッション課金方式:1,000回の表示で100~500円程度
リターゲティング広告
自社サイトを訪問したユーザーに対して、再度同じ広告を表示する方法です。サイトを訪れたユーザーが興味を示した商品があった場合、別サイトで同じ商品の広告が表示されます。サイトを訪れたユーザーを対象にしているため、ターゲットを絞り込みやすいのが特徴です。
一方、何度も同じ広告が同一ユーザーに表示される可能性があるため、しつこいと思われる恐れがあります。加えて一度でもサイトを訪れた人でなければ広告が表示されないため、配信量を担保できないことが懸念となっております。
リターゲティング広告にかかる費用
クリック課金方式:1クリックで数十円~数千円程度
インプレッション課金方式:1,000回の表示で数十円~数百円程度
動画広告
動画を再生した直後や、視聴の途中で表示される広告のことを言います。例えば、YouTubeで動画を再生する前と、途中に表示される広告をイメージすると分かりやすいでしょう。
映像や音声、文字で表示されるため、他の広告よりも情報量が多くユーザーに内容が伝えやすいのがメリットです。対して、動画を作成するためのコストや時間がかかってしまう点がデメリットと言えます。
動画広告にかかる費用
動画視聴方式:1回の視聴で4~7円程度
インプレッション課金方式:1,000回の表示で10円~500円程度
SNS広告
Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSに表示される広告のことを言います。
SNS広告では各SNSでアカウントを登録する際の年齢や性別などのデータを元に広告配信が可能なことからターゲティングの精度の高さが最大の特徴と言えます。さらに、「いいね」をしてもらうことで、積極的に拡散してもらえるのもメリットです。ただし、SNSごとにユーザー分布が異なるため適切なSNSを選択することが重要となります。
SNS広告にかかる費用
クリック課金方式:1クリックにつき20円~数百円
インプレッション課金方式:1,000回の表示で50円~数百円
SNS広告について詳しくはこちら »
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費用対効果が高い媒体を選ぶ方法
Web広告で費用対効果が高い媒体を選ぶには、次のポイントを押さえておく必要があります。
- ターゲットを明確にする
- 適切なクリエイティブ及びLPを用意する
- PDCAを回す
以下で詳しく解説します。
ターゲットを明確にする
まず、広告を出すターゲットを明確にする必要があります。その方法として、「ペルソナ」を設定するのが良いでしょう。ペルソナとは、架空の人物を設定することです。自社の商品やサービスを利用するのはどのような人物かを作成します。
- 年齢
- 性別
- 居住地
- 家族構成
- 職業
- 役職
- 所得
- 貯蓄
- 趣味
- 嗜好
ペルソナをより細かく設定することで、どの広告媒体に広告を掲載するべきかを判断できます。
適切なクリエイティブ及びLPを用意する
ペルソナを作成したら、次は作成した人物が使うWebメディアを想定してみましょう。それに合わせてクリエイティブやLP(ランディングページ)を用意しましょう。
例えば、10代をターゲットにするなら、TwitterやTikTokといったSNS広告が選択肢に入ります。動画を頻繁に視聴しているのであれば、動画広告を利用すべきといった具合です。ペルソナを細かく設定し、その人物に適したクリエイティブやLPを用意することで、高い効果が見込めます。
PDCAを回す
ペルソナを設定し、適切なクリエイティブやLPを用意したら、最後はPDCAを回すことになります。PDCAとは、「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」の頭文字を取ったものです。クリエイティブや配信設計などを実際に運用し、結果を評価して改善を繰り返していくことが必要です。
目的別に費用対効果が高いと言われる広告媒体
費用対効果を高めるには、目的に即した広告媒体を選ぶことが重要です。以下では、目的別に費用対効果が高いと言われる広告媒体をご紹介します。
認知度向上
認知度向上を目的にするのであれば、純広告がおすすめです。純広告は、サイトの決められた箇所に広告を掲載する方法です。サイトを訪れた人の目に入りやすいため、商品やサービスを認知してもらうのに適しています。
商材理解
ユーザーに商材を理解してもらいたいなら、動画広告が効果的です。テキストや画像だけで商材について説明しても、ユーザーに上手く伝わらない恐れがあります。動画であれば、使い方や効果なども伝わりやすいため、商材に対する理解を深めることが可能です。
購買促進
購入や登録を促進してもらう場合は、リスティング広告やSNS広告が効果的です。
InstagramやFacebookといったSNSに掲載できるSNS広告は、精緻なターゲティング可能なため、ニーズがあるターゲットにリーチが可能です。またリスティング広告もすでに商品やそのカテゴリに関心を持っている顕在層にリーチができるため購入や登録を促進することができます。
費用対効果が高い広告を選んでも成果が出るとは限らない
正しい方法で行わなければ、どんなにコスパが良いと言われていても成果は出ないものです。そのためには、各広告媒体の知識を深めることが重要となります。また、費用対効果は目的に応じて変わるため、ひとつの施策のみならず、マーケティング全体を俯瞰して効果を判断しましょう。
費用対効果を最大限に高められる広告運用代行もおすすめ
Web広告を活用することで、自社の商材を広く認知してもらうことが可能です。しかし、自社で広告の運用が難しいようであれば、広告運用を代行に依頼するのもおすすめです。
代理店に依頼することで、以下のようなメリット・デメリットがあります。
広告運用代行を利用するメリット
- 知識と経験が豊富
- 作業に人手を割かなくて済む
- 効率的な運用が可能
広告運用代行を利用するデメリット
- 代行に依頼するための費用がかかる
- 自社でノウハウを溜めることができない
デイリースポーツ案内広告社は広告運用代行の実績が豊富
今回は、Web広告の種類や特徴、出稿する広告費の相場についてご紹介しました。Web広告には以下のようにいくつもの種類があります。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- 純広告
- アドネットワーク
- DSP広告
- リターゲティング広告
- 動画広告
- SNS広告
これらの広告で費用対効果を出すには、適した広告媒体を選ぶ必要があります。自社で広告の運用が難しいようであれば、広告運用代行を利用することをおすすめします。
弊社はこれまで幅広い業種の運用代行を行ってきたため、経験と知識がたくさんあります。知見をもとに、お客様に合った広告の運用を行うことが可能です。ぜひご相談ください。