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「令和の富裕層女性」の特徴とは?女性の社会進出により富裕層女性が増加!

公開日:2022年11月21日更新日:2023年4月10日 「令和の富裕層女性」の特徴とは?女性の社会進出により富裕層女性が増加!

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そもそも富裕層って?

まずは、改めて「富裕層」の定義を考えてみましょう。高級外車を乗り回し、都内一等地のタワマンに住み、自らは早期リタイアをし、不労所得のみで優雅に暮らす…そんな「超富裕層」はほんの一握りにすぎません。

電通とハースト婦人画報社の調査によると、今、消費市場で注目されているのは、日本の総世帯の6%に当たり、336万世帯もいる「世帯資産(住宅ローンなどの借金分は除く純資産)1億円以上の人たち」です。

また、日本の総世帯の1%、56万世帯の「世帯年収2000万円以上の人たち」を「(マス)富裕層」と定義づけし、この2つに当てはまる生活者が積極的にお金を使うため、実際の消費市場の中で、大きなインパクトを持つことになるとしています。

出典:https://dentsu-ho.com/articles/2935

富裕層女性の特徴について

続いて、「富裕層女性」の傾向について見ていきましょう。

リサーチ企業、Wealth-Xの2019年度版世界の超富裕層レポートによると、超富裕層の数は全世界で26万5490人、そのうち女性は3万8700人で14.6%を占めます。

50歳以下であれば女性の割合は18.8%に増加し、時間の経過とともに女性の割合は増加する傾向にあることを示唆しています。

さらには、超富裕層の女性は、かつては遺産を相続した人が多かったが、今では自ら財産を築く女性も増加傾向にあることから、新時代の「自立した女性富裕層」が存在していることが見てとれます。

令和の富裕層女性の特徴

ここでは、「令和の富裕層女性」について焦点を当てて探っていきましょう。

電通とハースト婦人画報社が、2015年2月25日~27日、両社が共同で行った全国の富裕層世帯の女性309人を対象に実施した「意識・消費行動調査」の結果および、比較する一般女性に関するデータは電通独自に行っている「d-campX調査」のものを使用した調査によると、以下のような富裕層女性の特徴が挙げられます。

富裕層女性の3割が月20万円以上を自由に支出

富裕層女性の27.5%が月に20万円以上を自由に使えると答えています。その半分以上に当たる16.8%は「上限なし」と回答しています。

ちなみに一般女性で20万円以上使える人は0.3%となり、93.3%が5万円未満となっています。このことからも、富裕層女性の旺盛な消費行動がうかがうことができます。

積極的な資産運用

資産運用に関心のある富裕層女性は61.5%に上ります。さらに、実際、何かしらの資産運用を行っている人も多く、最も多い運用の種類は国内株式投資で65.4%にも上ります。

積極的に1000万円以上の株式投資運用をしている方が多数いることがわかっており、証券のみならず、金融や不動産などの資産運用も行っています。

子供の教育に熱心

富裕層女性は「次世代への投資」を積極的にしていきたいという志向があり、教育にもお金を惜しまず、私立に通わせたい(通いたい)、留学させたい(したい)といった子供の教育にも積極的な傾向が見られます。

「教育にはお金を惜しまない」と回答した一般女性が45.0%であるのに対し、富裕層女性は74.8%と非常に教育に熱心です。

健康への意識が高い

健康への関心は高く、「健康に役立つなら食生活や健康方法などいろいろと試してみる」45.0%、「健康に役立つなら多少の支出は苦にならない」41.7%など、健康のための努力や出費は惜しまない傾向にあります。

サプリメントや健康食品、スポーツクラブやヨガ・ピラティス、また比較的金額がかかるゴルフなどのスポーツにも積極的に取り組んでいます。

旅行にもこだわり

JTB総合研究所が行った「富裕層の価値観と旅行」の調査によると、富裕層女性は旅行にもこだわりを持ってお金を使うということがわかっています。 国内海外を問わず、旅行に出かける頻度が高い傾向がみられます。

ここから、富裕層女性はただお金を蓄えるだけでなく、新しい経験をするために、旅行先での食事や観光など、吟味をした上でしっかり投資をしいていることが考えられるでしょう。

エコにも配慮

JTB総合研究所が行った調査によると、富裕層女性は地球環境への配慮も高い傾向にあることがわかっています。

「レジ袋や過剰包装はできるだけ断る」「プラスチック製のストローはできる限り使用しない」「自動車より、電車やバスなどの公共交通機関を利用する」など、地球環境への意識が、全体よりも高い傾向が見てとれました。

「エコバックを持ち歩く、マイボトルを持ち歩く」など、日常的にエコを配慮した生活を心がけている人が多いことも特徴として挙げることができます。

出典:https://dentsu-ho.com/articles/2935
出典:https://www.tourism.jp/store/item/whitepapers/wealthy-class-travel/

富裕層女性の割合

世界と日本の富裕層女性の割合はどの程度のものでしょうか。順を追ってみていきましょう。

世界における富裕層女性の割合

前述のとおり、リサーチ企業、Wealth-Xの2019年度版世界の超富裕層レポートによると、超富裕層の数は全世界で26万5490人、そのうち女性は3万8700人で14.6%を占めます。50歳以下であれば女性の割合は18.8%に増加し、時間の経過とともに女性の割合は増加する傾向にあることを示唆しています。

日本における富裕層女性の割合

では、日本に限った場合の富裕層女性の割合をみていきましょう。

2020年に野村総合研究所が発表した調査によると、5000万円以上の純金融資産保有額がある世帯は474万5000世帯で、全体からすると約9%です。 その富裕層のうち、富裕層女性が占める割合はさらに低くなります。

世帯年収3000万円以上、もしくは世帯金融資産5000万円以上の個人を対象にしたJTB総合研究所の調査によると、男性の占める割合は約60%、女性は約40%となっています。

金融資産5000万円以上あるような女性は、大手企業の役員あるいは会社を起業した経営者だったり、男性と同様に自分で多くの収入を得ている点が令和時代の富裕層女性の特徴ともいえるでしょう。

富裕層女性へのマーケティングにおけるポイント

富裕層女性を集客するためには、「ペルソナ」を明確に設定することが重要となります。ペルソナが不明瞭だったり間違っていたりすると、提供するサービスや商品も的外れなものになりがちです。

富裕層女性のペルソナを設定する際に押さえておきたいポイントをみていきましょう。

ペルソナの設定する

電通とハースト婦人画報社の調査によると、富裕層女性は5つのペルソナに分けることができます。

  • しっとり・大和撫子タイプ
  •  全力投球・人生謳歌タイプ
  •  ふんわり・守られタイプ
  •  キラキラ・ミーハータイプ
  •  無自覚・隠れタイプ

以下でそれぞれを詳しく見ていきましょう。

①しっとり・大和撫子タイプ
先祖から受け継いだ家屋や資産を守る堅実な保守派。50歳以上の割合が5つのタイプの中で最も高く、年金受給者が多い資産型富裕層が中心です。

②全力投球・人生謳歌タイプ
親や配偶者だけではなく、自分も稼ぐ自立派が多いのが、この富裕層タイプです。自分で稼いだお金で自分の人生を楽しみ、 仕事、趣味、旅行、ファッション、資産運用など、さまざまなことに対して積極的でブランドものも大好きです。

③ふんわり・守られタイプ
主婦の割合が最も高いのがこのタイプです。F2(35~49歳女性)が多く、管理職や医師など「富裕層な夫」を持つ奥様といえるでしょう。

④キラキラ・ミーハータイプ
5つのタイプの中で最もおしゃれでミーハーなのがこのタイプです。全世代ほぼ均等に分布し、F1(20~34歳女性)の若年層が最も多いのがこのタイプです。

⑤無自覚・隠れタイプ
若年層が比較的多く、未婚率が最も高い、5つのタイプの中で実家暮らしが最も多いタイプです。教育熱心な富裕層の親のもと、育ちのいいお嬢さんというタイプです。

出典:https://dentsu-ho.com/articles/2935

オンライン広告とオフライン広告の併用する

前項で5つのペルソナがあったように、富裕層女性といってもみんなが同じ価値観ではありません。

さまざまな消費のポイント、価値観があり、それにマッチングさせていかないと確実にその心をつかまえることはできないため、ペルソナのカスタマージャーニーを理解し、オンライン・オフライン広告を併用していく必要があります。

興味・関心に合ったアプローチ内容を考える

弊社が発行している富裕層向けライフスタイル情報紙「ビズスタ」での、世帯年収1,000万円以上の女性の興味関心についてのアンケート結果によると、もっとも興味があるもの1位は「旅行」、2位が「外食・グルメ」、3位が「食品・飲料(お酒)」という結果となりました。

このような興味・関心に見合ったアプローチ方法も効果的です。

※ビズスタアンケート 世帯年収1,000万円以上の女性を抽出

富裕層女性へのおすすめメディア

富裕層女性にアプローチできるメディアは、雑誌・テレビ・ラジオ・SNS・フリーペーパーなど多岐に渡りますが、ここでは代表的なメディアをご紹介いたします。

Instagram

SNSメディアとして登場したばかりの頃はコスメやファッション、グルメなどの若者向けコンテンツに限られていたInstagramも、今では節約術や政治情報などへも裾野が広がっており、影響力の高さから、マーケティングにおけるチャネルとしての注目も高まっています。

トラミー

女性をターゲットとする場合、「クチコミメディア」は必須のメディアとなりつつあります。「トラミー」は各種クチコミメディアの中でも、日本最大級のクチコミプロモーションサービスです。

会員層は主に20代~40代の「ママ・主婦・OL」といった、一般女性を多く抱えており、商品やサービスを体験した感想を、会員が普段から使用しているSNSアカウントに投稿をして認知拡散を測ります。

レディ東京

創刊から20年以上の歴史を持つ、老舗フリーペーパー。日経新聞購読家庭に暮らす30代~60代のOL・育児ママ・主婦をメイン読者に持つメディアです。

誌面では、グルメ・美容・百貨店商品・習い事情報等を中心に発信しています。オールフルカラーで、高いクオリティの紙面を担保しています。

婦人画報

創刊100年を超える、日本を代表する雑誌。読者ターゲットは知性豊かな富裕層女性。どのような特集にもその視点に公共性と独創性を備えており、常に女性誌の枠を超えたメッセージで老若男女および外国人にも共鳴していただける編集力を保っています。

ビズスタ

日経新聞の流通を活用し、年収1,500万円以上で且つ、世帯貯蓄2,000万円以上の富裕層女性および、ビジネスパーソン層などにアプローチが可能なホームリーチメディア。読者の半数が富裕層女性のため、女性向け商材にも最適なメディアです。 オールフルカラーで、高いクオリティの紙面を担保しています。

富裕層女性へのマーケティングにおける成功事例

弊社が発行している富裕層向けメディア「ビズスタ」を活用した、富裕層女性へのアプローチ成功事例を一部ご紹介します。

美顔器メーカー様

クリスマス商戦を狙い、都内の富裕層エリアに限定し紙面にご掲載いただきました。

富裕層女性だけではなく、富裕層女性にクリスマスプレゼントを贈る男性富裕層もターゲットに加え、「クリスマスプレゼントには美顔器が喜ばれる」という訴求を行ったところ、掲載直後、富裕層女性および富裕層男性の店舗来店率が増加しました。

アパレルショップ様

アパレルブランドのコンセプトや歴史の訴求だけではなく、「特典クーポン」を付けることで店舗誘致を促進した結果、掲載直後クーポンを持参して来店した読者が30組以上いらっしゃいました。

まとめ

今回は「令和の富裕層女性」について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。富裕層女性にもさまざまなタイプの方がおり、アプローチの手法も多岐に渡ることがお分かりいただけたかと思います。

富裕層をターゲットにマーケティングをお考えなら、2008年の創刊から長きに渡り、「ビズスタ」を通して富裕層マーケティングを実践してきたデイリースポーツ案内広告社にぜひご相談ください!

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菅野 和香奈 株式会社デイリースポーツ案内広告社・営業部・部長代理

新卒入社以来、営業職として20年以上従事、いまだ現役で現場をこよなく愛す。総合広告ほか、過去には求人広告・観光広告・インバウンド広告も経験。現在は自社メディア「ビズスタ」の副編集長・編集担当を兼任。

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