デジタルサイネージ広告の料金はいくらかかる?メディア別に徹底解説!
公開日:2022年12月16日更新日:2023年6月13日 デジタルサイネージ広告の料金はいくらかかる?メディア別に徹底解説!
広告手法のひとつとして街頭や施設内などの場所で、動画・音声コンテンツを表示できる、「デジタルサイネージ」という媒体があります。
多くのメリットがあり魅力的な広告媒体なのですが、出稿にはもちろん費用が発生します。
本記事では、デジタルサイネージ広告を利用するための料金について解説します。
目次
デジタルサイネージ広告に発生する料金(費用)の内訳
まずは、デジタルサイネージ広告を出稿するために必要な料金について、項目ごとに解説します。
媒体(掲載)費
はじめに、デジタルサイネージ広告に出稿にあたり媒体費用が発生します。
店頭や公共交通機関など、近年さまざまな場所で目にするようになったデジタルサイネージは、ディスプレイ画面など電子機器を用いた情報発信メディアの総称のことです。
デジタルサイネージの媒体費用はメディア、エリアによって細かく分けられており、掲出期間や秒数で金額設定されている場合もあるなどさまざまなので、具体的に調べる必要があります。
動画制作費
掲出するメディアが決まったら次にメディアに合わせた動画制作が必要になります。
デジタルサイネージ動画は、長時間じっと見られるわけではありません。
よってTVCMで流すほどのクオリティを求めるよりも、デジタルサイネージは 通行人の視界に少し入る程度になるので、伝えたい情報を絞り、動画をちらっと見ただけでも内容が理解できるようにする工夫が必要です。
動画制作費は決まった料金があるわけではないので、広告主様のご予算感に合わせて最適な動画を広告代理店と制作会社で制作していきます。
メディア別デジタルサイネージ広告の料金(費用)相場
デジタルサイネージ広告は掲出場所によって料金が異なります。
まずは媒体別の料金相場について確認していきます。
電車 車両内広告
「電車車両内広告」とは、電車内に設置されているデジタル機器に広告を表示するタイプの広告を指します。よって、紙媒体の中吊り広告やドアガラスに掲出されているステッカー広告とは異なります。
料金が決まるポイントは、CMの秒数や掲載する期間、路線や車両などの条件によって大きく異なります。
基本的にどのメディアも共通で、利用者数が多い車両・路線であるほどに、広告料金が高額になる傾向にあります。
また、路線を限定すると料金が安くなるだけでなく、その路線ユーザーにだけアプ ローチしたい場合(路線沿に本社があり社内のインナーブランディングなど)にセグメントを切りやすいのも特徴です。
駅構内広告
「駅構内広告」とは、駅構内に設置されているデジタル機器に広告を表示するタイプです。
電車車両内広告と同じく、料金が決まるポイントは、CM放映秒数や掲出期間によりますが、駅構内広告は、どの駅に設置されているかが重要なポイントになります。
以下のような料金感です。
基本的に乗降客数の多い駅であるほど、広告料金も高額になります。また、同じ駅内でも人通りの多い場所とそうでない場所では、料金相場が異なるケースもあります。
屋外ビジョン広告
「屋外ビジョン広告」とは、施設外に設置されているデバイスに広告を表示するタイプです。
建物に据え付けで音声付の媒体が多く、プラスで料金が決まるポイントとしては、駅構内広告と同じく「どこに設置されているか」が重要なポイントです。
人通りの多いエリアであるほど、短期間でも高額の広告料金になる傾向があります。
高額になるようなエリアは多くの通行人にアプローチができるため、短期間で多くの人に対して宣伝、告知したいサービスやキャンペーンなどのプロモーションには強力な利用価値があります。
店内ビジョン広告
「店内ビジョン広告」とは、商業施設などの施設内に設置されているディスプレイ等に広告を表示するタイプです。料金が決まるポイントは、駅内広告や屋外ビジョンと同じく、どこ店舗で広告を表示するかが重要なポイントになります。
施設を利用する属性に対して集中的にアプローチできるため、自社サービスのターゲットに効率的 にアプローチできるなどのセグメントを切りやすいのも「店内ビジョン広告」特徴です。
タクシービジョン広告
「タクシービジョン広告とは」タクシーに設置されたタブレット端末で動画を配信する広告媒体です。
個室空間でタクシー利用者の目の前に設置された大画面で音声付配信するため、高い広告到達率や認知度向上が期待できます。また、タクシーの利用ユーザー属性により、経営層・ビジネスマン・富裕層へのリーチできます。
タクシーサイネージ・メディア「GROWTH」では主に下記プランの広告枠があります。
- First View :発車直後1本目にCM放映されるプランになります。
- Business View :FIRST VIEW終了後2~7本目にCM放映されるプランになります。
- Economy :BUSINESS VIEW終了後にCM放映されるプランになります。
東京版広告メニュー
放映台数:12,500台
エリア:東京23区、武蔵野・三鷹地区
※2023年3月末までの料金
First viewはメーターに連動して放映される(乗車後すぐに再生される)ので、広告視認率が高い広告枠といえます。他の枠と比較すると費用は高いですが、1枠限定かつ掲出順位は常に1番であり、広告再生時間も長いため、ブランディングに最適なメニューです。
その他の枠については、メディアコンテンツの間に広告を放映するメニューとなっています。
下位プランになるほど枠数が増え、掲出順位の優位性も薄くなっていくことが特徴です。
バス停広告(シティスケープ)
「バス停広告(シティスケープ)」とは、歩行者やバス利用者、自動車のドライバーま で様々な移動シチュエーションで広告を到達させる「マチメディア」です。
各都市の中心部・大通り沿いに接しており、生活者の生活動線上に設置しているため、掲出期間中の接触回数も多く、“印象に残りやすい“という特徴があります。
掲出エリアに店舗を構える企業様には店舗誘導にもなり効果的な掲出が期待出来ます。
※すべて2022年11月時点での料金となります。
デジタルサイネージを成功させるポイント
近年、デジタルサイネージを活用して販売促進を強化したり、企業名、サービス名の知名度アップを狙う企業様が増えています。
しかし、どのエリアにどの種類にどのぐらいの量をデジタルサイネージ掲出するか、どのように動画を制作すれば良いのか、動画制作する際に気をつけるべきポイントはどのような点であるかを悩む広告主も多いです。
ここでは、動画広告の概要を解説するとともに、成果の出るデジタルサイネージへの掲出、動画広告の制作の流れをご紹介します。
ペルソナの設計
より成果につながるマーケティングをするためには、「ペルソナ設定」をすることが重要です。
「ペルソナ」とは、ラテン語で「仮面」を指し、舞台や演劇などで使用される言葉ですが、マーケティングにおけるペルソナとは、「企業が手がける商品やサービスを利用する架空の人物」のことです。その「架空の人物」を決めることを「ペルソナ設定」といいます。
類似するマーケティング用語で「ターゲット設定」があり同じ意味なのではと考えるかもしれません。混同してしまいがちですが、両者には明確な違いがあります。効果の高いデジタルサイネージの掲出をするためにも、両者の違いを明確に把握しておく必要があります。
まず「ターゲット設定」と「ペルソナ設定」には、設定する範囲の詳細さに大きな違いがあります。
ターゲット設定では「20代女性」「〇〇エリア在住の学生」のように、年齢や性別、居住エリアといった属性でマーケティング対象を決めます。
ペルソナ設定では、名前 年齢 性別 職業 家族構成 趣味 休日の過ごし方 最近の悩み など、特定の人物を詳細に設定します。
上記のように、ペルソナを詳細に設定することにより、顧客のニーズをより詳しく把握でき効率的にデジタルサイネージを掲出することが出来ます。
ペルソナに合わせたメディア選定
設定したペルソナを元にメディアプランニングをしていきます。ペルソナ設定はデジタルサイネージのような「消費者に何か伝えたい」というマーケティングコミュニケ―ションと相性がとても良いです。
デジタルサイネージのクリエイティブで重視するべきことは、派手さ、インパクトではありません。
「ペルソナ設定」から導き出された顧客ニーズをもとに、「顧客から見た時の印象」が「ニーズに合っているか」が最も重視するべき点となります。それをロジカルに実現できるのがペルソナ設定の利点です。
ペルソナ設定を基に、デジタルサイネージ掲出エリア、メディア、出稿量を決めて進行していきます。
ペルソナやメディアの特性に合ったクリエィティブ(動画)を制作
ペルソナ設定を基に、デジタルサイネージ掲出エリア、メディア、出稿量を決めたら、次はクリエィティブ(動画)を制作します。
デジタルサイネージは街頭や駅構内など「公共の場所」に置くことが多いため、広告を見てもらうには、通行人の足を止める必要があります。有名タレントなどを使うと人目を惹きやすいですが、それができない場合は、動画に「インパクト」を持たせることが重要です。
たとえば、字幕の文字を大きくしたり、画面を頻繁に切り替えたり、耳に残る音楽を流したりと、通行人の視覚、聴覚に刺激を与えるなどの工夫が考えられます。
また、デジタルサイネージはメディアによっても効果が異なります。場所によってターゲットの「属性」がある場合、動画の内容を変えるのがオススメです。
たとえば、外国人観光客が多く集まる場所には「動画に英語字幕を付ける」手法や、駅構内など人が素通りするような場所であれば「動画内容を簡潔にする」などの対応が考えられます。
動画制作のクオリティのみにこだわっても掲出するデジタルサイネージメディアとの相性を考えなければ、狙いたい効果は減少します。
よって、0からのデジタルサイネージ掲出の際はメディアプランニング、動画制作一気通貫で実績のある代理店に相談することをおすすめです。
デジタルサイネージ広告の成功事例
弊社のデジタルサイネージの事例や反響をご紹介させていただきます。
拓殖大学様
拓殖大学様の認知拡大施策として動画、楽曲制作、新宿での音声付サイネージ掲出のお手伝いをさせていただきました。
加速度的な認知獲得を目的に有名アーティストキャスティング、楽曲制作をし、拓殖大学様の顔として動画制作を行いました。
サイネージ放映後はSNSで動画、楽曲についての投稿が多く上げられました。
株式会社BANDAI SPIRITS様
株式会社BANDAI SPIRITS様のフードコートサイネージ掲出のお手伝いをさせていただきました。
人気アニメとのタイアップ商品の告知で、商品は施設内のゲームセンターの景品として置いてあり、内でのフードコートからゲームセンターの導線から商品訴求にデジタルサイネージを活用しました。
まとめ
今回はデジタルサイネージに関する基礎知識や費用感、動画制作のポイントについてお話いたしました。 デジタルサイネージは掲出エリア、選定メディア、動画の内容次第で効果は大きく変わります。
デイリースポーツ案内広告社ではメディアプランニング、企画、動画制作を一気通貫で行っております。
デジタルサイネージの目的をご相談いただければ、目的に応じたプランをご提案させていただきます。デジタルサイネージが少しでも気になっている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
新卒で金融業界へ。法人向け貸付業務に従事。 当時、在籍していた会社のテレビCMを見て提案する側になりたいと考え転職を決意。 2019年10月に入社。 テレビCM・キャスティング・CM制作・交通・OOH等の実績あり。 座右の銘:「あらゆる事象は心の反映である。」