LINE|Talk Head Viewとは?他メディアとのリーチ比較!
公開日:2023年8月3日更新日:2023年8月28日 LINE|Talk Head Viewとは?他メディアとのリーチ比較!
月間ユーザー数9,400万人(2022年12月末時点)を超え、もはや生活のインフラとして無くてはならないサービスであるLINE。
現在、LINE広告には全14種の広告枠があります。その中でも特に注目を集める広告枠が、“トークリスト面”の上部に広告が表示される Talk Head View。最近見る機会が増えた方も多いのではないでしょうか。
一流アパレルブランドをはじめ多業種のスポンサーが活用し、人気枠となっている Talk Head Viewのメリット・デメリット、その圧倒的なリーチ力についてご紹介していきます。
目次
Talk Head Viewとは?
Talk Head Viewとは多くのユーザーの目に触れるLINEアプリ内のトークリスト上部に広告掲載できる純広告メディアです。
プランにもよりますが、1日最大で約6,500万人のユーザーにリーチすることが可能です。静止画と動画のどちらのクリエイティブでも掲載することができ、新商品・サービスの告知やキャンペーンの開始日などに多く活用されています。
Talk Head Viewの種類と特徴
次いで、Talk Head Viewの種類と特徴について紹介していきます。
Talk Head View
掲載する日付とターゲットを指定して配信する予約型メニューです。
国内最大規模のリーチ力があるため、商品認知やブランドリフトに大きく貢献します。普段SNSを使わないユーザーの目にも触れる機会があり、リーチ力を活かした広告配信が可能です。
最低出稿金額は1000万円からとなっております。
Talk Head View Custom
ターゲティングや配信期間、入札などフレキシブルに設計が可能な運用型メニューで す。
掲載箇所はTalk Head Viewの予約型と同じトークリスト最上部のみとなり、オークション方法やターゲティングなどの基本設定はLINE広告と同様です。
最低出稿料金については50万円(別途運用手数料)から実施可能なのでTalk Head Viewと比べると実施までハードルが低いのが特徴です。
出稿に向いているスポンサーは?
ここまではTalk Head Viewの基本的な情報について紹介してきました。それでは、どのような企業がTalk Head Viewの出稿に向いているのでしょうか。
Talk Head Viewに向いているスポンサー
- 広告予算1000万円以上の配信予算が確保可能
- ターゲットを絞らずに幅広く配信したい
- 特定の日付を狙って配信いたい
Talk Head View Customに向いているスポンサー
- コストを抑えてトークリスト上部固定の広告配信にチャレンジしたい
- 既にLINE広告の実績がある
- 他のSNS広告を実施している ※広告比較ができる為
Talk Head Viewのメリット
続いて、Talk Head Viewに出稿するメリットをお伝えします。以下の4点を押さえておきましょう。
- マスメディアに匹敵するリーチ力
- 静止画と動画を併用できる
- 費用対効果が高い
- オーディエンスをLINE広告で活用できる
マスメディアに匹敵する圧倒的なリーチ力
Talk Head Viewには以下4つのプランがございます。
出典:LINE Business Guide 2023年4-9月期
最安プランである【1Day Lite】の場合、広告予算1000万円で約1,300万UUへアプローチが可能で、最高プランである【1Day ALL】の場合だと、最大で6,500万UUに配信することが可能です。
静止画と動画を併用できる
2パターンのフォーマットで広告が掲載できます。
Expand Video(動画+静止画)
トークリストの上部に静止画バナーを表示し、タップすると表示スペースが大きくなり動画再生が始まります。Static Type同様で動画をクリックした次のアクションは指定して遷移先へ直接遷移します。
Static banner(静止画のみ)
トークリストの上部に静止画バナーを表示し、クリックした次のアクションは指定して遷移先へ直接遷移します。
出典:LINE Business Guide 2023年4-9月期
2パターンとも共通して興味を持ってクリックしたユーザーに対して、商品やサービスを動画でさらに深く理解してもらうことが可能です。また、特別な枠で掲載することで商品認知やブランドリフトに大きく貢献します。
費用対効果が高い
ミニマムな広告プラン【1Day Lite】の場合、予算1000万円を想定リーチ数で割ると、約0.7円と低単価でリーチをすることが可能です。
また【1Day ALL】の場合だと一人あたり単価は約0.6円と更に低単価でリーチできます。
Talk Head ViewでオーディエンスをLINE広告で活用
普段からLINE広告を活用しているスポンサーの場合、ビジネスマネージャーを利用することで、Talk Head Viewの配信後、広告をクリックもしくは動画を見た人をオーディエンスとして共有することが可能です。
Talk Head View で獲得したオーディエンスデータでLINE広告を配信することで、リターゲティングと同じ効果の広告配信ができます。
出典:LINE社
Talk Head Viewのデメリット
トークリスト面の優良枠を1日買い切る枠であるため、商品価格が他の純広告メディアと比較すると高価となっています。また、先に希望日が埋まってしまうと広告掲載ができません。
他メディアとのリーチ力比較
先のメリットでもあったようにTalk Head Viewは圧倒的なリーチ力が魅力の一つです。そこで、Talk Head Viewと他メディアのリーチを比較して見ていきましょう。
今流行りのTVerとの比較
アプリダウンロード数6,000万を超えたTVerと比較した場合、【1Day Lite】と同じ予算1000万円で想定すると、リーチ(再生)数は想定250万回となります。
一再生あたりの単価は約4円となり、Talk Head View【1Day Lite】の一人あたり単価は約0.7円と比較すると大きく差がでます。
Yahoo!ブランドパネルとの比較
Yahoo!Japanのトップページで表示できるブランドパネル(SP)の時間帯ジャックプランと比較した場合、ジャックをする時間帯により料金が変わりますが〈12時~12時59分〉の740万円と比較すると、想定リーチ数は610万人となります。
よって一人あたり単価は約1.2円となります。
Talk Head View【1Day Lite】の0.7円なので、リーチ数とコストパフォーマンスの両者でTalk Head Viewに軍配が上がります。
ただし、どのメディアにもメリット・デメリットがあるので、目的に沿って適切なメディア選定をしていくことが求められます。
クリエイティブ作成時の注意点
トークリストへの掲載は表示領域が決まっているため、入稿したクリエイティブが縮小された状態で掲載されます。掲載枠に合わせて、中心線を軸に横長で切り取られる独自のサイズ感となります。
※端末によってサイズも変わります。
クリエイティブ作成時のポイントをピックアップしてご紹介します。
表示領域内にすべてレイアウトをする。
入稿したクリエイティブがそのまま全画面で表示されるわけではなく、一部分が切り取られて使用されます。表示領域外にあるものは審査対象外となる為、範囲内に伝えたい内容を収めましょう。
縮小された表示領域は端末により変わりますが(W1280px×H246px)に合わせてレイアウトを行うことをおすすめします。
商品や人物が不自然に見切れないデザインにする
ご利用ユーザーのLINEのバージョンにより、配信時に表示される要素のデザインや位置が異なります。入稿素材のサイズで配置をしてしまうと表示領域にトリミングされた際に人物や商品画像が不自然に切り取られ、否認となってしまう可能性があります。
どのバージョンにおいても動画内の字幕やタレントの顔などが表示要素と重ならないよう留意しクリエイティブを作成しましょう。
Talk Head Viewの活用事例
モバイルゲームのプロモーション
Talk Head Viewは、モバイルゲームのプロモーションとの親和性が高いです。LINEユーザーに向けて動画を配信することでゲームの魅力を伝えることができます。LINEはスマートフォンを活用されているユーザーが多く、アプリダウンロードが可能な環境なので効果的です。
特定日に行われるイベントの事前告知
Talk Head Viewは日付指定で配信する枠なので、コンサートやイベントなどの事前告知におすすめです。動画広告を活用することで、イベントの魅力も伝わるのでブランディングとして効果的です。
掲載までの流れ
ここでは、掲載までの流れをお伝えしていきます。
代理店経由での掲載がおすすめ!
代理店を経由することで下記フローを代行してもらえます。
- 企業・商材審査
- 仮押さえ、事前原稿審査(任意)
- 原稿入稿/審査
- 配信開始
- 掲載後レポート提出
また、LINE広告を実施している代理店はノウハウも豊富なので広告成果の検証を行えることもメリットとなります。
Talk Head Viewについてご相談する際には、必要項目予め用意してからお問い合わせ頂くことをお勧めします。
必要項目
- 商材名
- 商材公式URL
- 想定配信開始時期
- ご予算感
- ターゲット
また、スポンサーがご自身で広告マネージャーを開設し、審査から掲載までを行うことも可能です。必要に応じて使い分けください。
まとめ:Talk Head Viewを活用しよう!
LINEは月間ユーザー数9,400万人とSNSの中でダントツのメディアとなっております。そのLINEユーザーに最も効果的に広告配信できる枠がTalk Head Viewです。
より多くのユーザーにアプローチすることで自社の商品やサービスの認知向上を最大化することが可能です。また、予算によってはTalk Head View Customを活用して低コストでトライアルができます。
ご希望に合わせてメニューを使い分けて、LINE広告を効果的に活用してみてはいかがでしょうか。
2015年度新卒入社。 営業職として観光ソリューション(自治体・宿泊業・飲食サービス関連)の営業を経験。 現在はSNSマーケティング領域でLINE公式アカウントのディレクターを担当し、クライアント様のコミュニケーションプランニングをメインに活動。