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「OOH広告」最新の市場規模、種類から費用対効果まで徹底紹介!

公開日:2022年10月24日更新日:2023年1月17日 「OOH広告」最新の市場規模、種類から費用対効果まで徹底紹介!

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OOH広告とは

OOH広告とは out of home(アウト・オブ・ホーム)の略で、外出している不特定多数の人々に向けて展開されるメディアを称して、OOH広告と呼びます。

OOH広告の種類は多岐に渡り、主に下記のメディアが該当します。

  • 街頭ビジョン
  • デジタルサイネージ
  • 看板
  • ラッピングカー
  • 街頭イベントでのサンプリング
  • 交通機関の広告

看板やサンプリングなど、アナログのイメージが強いOOHですが、最近ではクラウドを活用したデジタルサイネージなどで、ターゲティングを考慮したプロモーションができるようになっているなど、メディアとしての多様性が強くなっています。

OOHの市場は今アツい?

OOHの市場は2020年から加速度的に成長を続けています。

ここでは、OOH市場の現在と未来について解説していきます。

デジタルサイネージの拡大に伴い、堅調なOOH市場

OOH市場は一時期、新型コロナウイルス感染拡大防止策などの施行に伴い、縮小の一途を辿ります。しかし、デジタルサイネージ広告市場の低迷は2020年で底を打ち、2021年からは回復基調に転じました。さらにCARTA HOLDINGSのデジタルサイネージ広告市場の調査によると2025年まで堅調に成長していくことが見込まれています。

広告配信面の充実と拡大

OOHの市場の拡大に伴い、広告配信面も充実と拡大を続けています。

特に店舗(商業施設)の配信面はスーパーマーケット、エレベーター、美容院、喫煙所などの屋内空間でデジタルサイネージを目にする機会が急激に増えました。

経済動向と連動した広告需要の回復を受け止める基盤の整備は着実に進捗しており、今後の市場成長が見込まれます。

広告主も拡大する広告配信面から狙いたいターゲットを精査し、エリア、時期等を鑑みてOOH広告への掲出への思考をより深くしていく必要があります。

※参照:センタービル内 エレシネマ

DOOHの成長性

DOOHの国内市場は、2022年に707億円、さらに2024年には969億円の市場規模まで成長すると予想されています。

海外市場と同様にコロナウイルスによる影響で経済活動が縮小したものの、広告配信面の増加、ターゲティングの充実、今後の広告需要の回復を考慮するとさらなる市場成長が考えられます。

OOH広告の種類


OOHにはさまざまな種類があります。

ここでは、主な種類と特徴を紹介します。

屋外ビジョン

屋外ビジョンは主にビルや商業施設等に設置されている音声と映像が放映されるメディアのことです。

広告の露出面が大きいことや、多くの人の印象に残りやすいという特徴があります。不特定多数に対して商材の認知度を上げたい場合や、広告主名、サービス名を印象に残したい場合などに有効なメディアになります。

交通広告

交通広告とは公共の交通機関(電車・タクシー・バス・新幹線・飛行機など)において、乗り物内や駅構内に掲出できる看板やポスター、ステッカーのことです。

通勤、通学など多くの人が行き交う交通機関で広告掲載することで、広告主名、サービスを認知させることができます。公共性が高く、広告主に対して高い信頼性を持ってもらえるという特徴があります。

屋外看板

看板広告は、道路沿いやビル壁面、駅周辺など人通りが多い箇所に設置するメディアのことです。

OOHの中で最も広く知られているメディアになります。

場所が特定されることによって、いつもそこを通る人は何度も目にすることになるので、長期間掲載することにより効果が高まります。

DOOH

DOOHとはDigital Out of Home(デジタル・アウト・オブ・ホーム)の略で、自宅以外の場所で接触するOOH(アウト・オブ・ホーム)のうちデジタルサイネージを活用したメディアのことです。

OOH広告のメリット

OOH広告はターゲットが絞られた商材やサービスの露出をする際に、出稿する媒体や場所を戦略的に選択することで広告主のターゲット層に、効率的にアプローチができることが大きなメリットになります。

視認性が高い

OOH広告は交通機関を利用している人や、街を歩いている人に対して、自然と見てもらうことができ、多くの人の目に入るリーチ力が特徴のひとつです。テレビCM・WEB広告は飛ばすことができ、興味がなければ視聴されることはありませんが、OOH広告は必ず人の目に触れる広告です。

また、OOH広告はある特定の場所に出稿するもので、その場所にどのような属性の人たちが集まるのかというのが重要になってきます。

若者から人気で若い層が多く集まる場所、ビジネスパーソンが多く集まる場所、シニア層が多く集まる場所などその場所によって出稿する広告の種類も変わってきます。

不特定多数の生活者へアプローチが可能

不特定多数へ幅広い層へリーチが可能になることもOOHの強みのひとつです。人は睡眠時間を除いた1日の3分の1は外出していると言われています。

1週間に1回以上OOHに接触する人の割合は9割以上とも言われており、日本ではテレビに次ぐ幅広い層へアプローチが出来るメディアになっております。人々の生活動線上に設置されており、強制視認性もあることから、他のメディアではリーチできない層にもリーチが可能です。

OOHの注意点

ここまでOOHのメリットについて触れてきましたが、実際に掲出する際の注意点についても触れていきます。

効果測定がしにくい

OOHの一番のデメリットは、その広告測定を詳細に把握しにくいということです。

不特定多数の生活者に広告を届けられるということは、逆にいえばどのぐらいの人数に掲出広告でリーチができ、売上にどの位繋がって、掲出効果がどの程度だったかを広告主が把握しづらくなるというこということです。

そのため、OOH広告掲出する際には事前に狙いたいターゲット、エリア等を詳細に設定する事が肝要になってきます。

メディアによって入稿仕様が異なるので、注意が必要

OOHは、メディアの種類が多岐に渡るため、メディアによって入稿仕様が異なることがあります。例えば、設置されているサイネージが縦型か横型かでも入稿仕様が違ってきます。場合によっては、用意している動画のリサイズや加工が必要になるので、注意が必要です。詳細については、事前に広告会社に確認しておくことをおすすめします。

OOH広告の費用対効果を最大化するためには?

できるだけ人流が多いエリアに、大量のOOH広告を出せば、多くの人にリーチすることができるといった考えは完全に間違いないですが、費用対効果を考えると最善の考えではありません。

OOH広告を掲出するエリア・街のカラーやそのエリアに入る人たちのモードが、広告テーマに近いエリアだけに絞り込むことがポイントです。

例えば、同じ20代男性でも平日仕事中にビジネス街で見るOOH広告と、休日友人といるときに渋谷で見るOOH広告の捉え方はその心情から大きく異なる可能性が高いからです。

加えて、事前のリサーチも非常に有効です。

同業他社はもちろんですが、似たようなターゲットを狙っている企業やSNSで反響のある広告を展開している企業のリサーチをすることもおすすめです。
実際に調べておくと、自社がどのようにOOH広告を活用するかがより一層イメージが鮮明になります。

OOHの成功事例

OOHメディアの活用方法に焦点を当て、成功事例や最新メディア活用事例をご共有させていただきます。
弊社の実績ではないものも含みますことご容赦ください。

オオゼキ株式会社様

京王井の頭線のつり革ジャック広告にてユニークな原稿掲出してSNSで話題になった都内中心にスーパーマーケットを展開する企業です。自社店舗の多い京王井の頭線エリアにつり革広告掲出することで普段店舗を利用している人々からの注目を多く集めることができました。

クリエイティブもつり革にレシートが張り付けられているような原稿になっており、レシート内の数字にも電車に乗っている人々へメッセージが記載されています。

一見地味な交通広告もエリア、ターゲットを絞ってメッセージをユニークなクリエイティブで訴求することが出来れば、SNSでの大きな反響に繋がる可能性が高まります。

レノボ・ジャパン合同会社様

話題の新宿駅東口に新設された「新宿クロスビジョン」を活用して、パソコンメーカーの「レノボ・ジャパン合同会社」様が仕かけたデジタルサイネージです。

3Dビジョンを活用することによって高い注目度を集め、反響を生むことに成功し、人々に強いイメージを与えることが出来ました。ビジョンの広告掲出も3D仕様のクリエイティブにすることによって大きな反響を出すことが可能になります。

※引用:レノボ・ジャパン様 新宿クロスビジョン

オイシックス・ラ・大地株式会社様

食品宅配を展開するオイシックス・ラ・大地株式会社様が運営する『Oisix』と、アニメ『クレヨンしんちゃん』がコラボしたポスター広告もSNSで大きな反響を集めました。こうしたキャラクタータイアップを活用したOOH広告も注目度を集めやすく、多数ユーザーからの広告メッセージへの共感を生むことができます。

※引用:オイシックス・ラ・大地株式会社様

まとめ

今回はOOH広告特徴、種類、費用対効果、市場規模、選び方を紹介しました。

広告接触者のボリュームとエリア・ターゲティング性に着目することによって、目的に応じた効果的なOOH広告の掲出が可能になります。接触者数のボリューム、エリア・ターゲティング性を生かした展開以外にも、掲出期間やメディア独自の活用方法、OOH広告の選定ポイントはさまざまです。

広告実施の目的からご相談いただければ、目的に応じたプランをご提案させていただきます。OOH広告が少しでも気になっている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

お問い合わせ

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高菱 元汰 デイリースポーツ案内広告社・営業部・係長

新卒で金融業界へ。法人向け貸付業務に従事。 当時、在籍していた会社のテレビCMを見て提案する側になりたいと考え転職を決意。 2019年10月に入社。 テレビCM・キャスティング・CM制作・交通・OOH等の実績あり。 座右の銘:「あらゆる事象は心の反映である。」

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