タクシー広告の成功事例について徹底解説!どんな業界やサービスに適している?
公開日:2022年12月26日更新日:2023年2月17日 タクシー広告の成功事例について徹底解説!どんな業界やサービスに適している?
タクシー広告とは、様々な種類がありますが、近年ではタクシーの助手席に取り付けられた、後部座席に乗車した際に目線に入るタブレットに動画を流すタクシー広告(サイネージ)が主流となっています。
タクシーの利用について東京都に絞って輸送人員を見てみると、約2億人というデータがあるほど、多くの生活者が利用していることが分かっています。
出典:ハイヤー・タクシー協会 データライブラリー「東京のタクシー2023」
さらにコロナウイルス対策の規制解除及び緩和に伴い、今後ますます利用者が増えることが見込まれることからも、注目度の高いタクシー広告ですが、いったいどのような業界・サービスに適しているのかと疑問に思ったことのある方も多いのではないでしょうか。
本稿では、気になるタクシー広告の成功事例と出稿に適した業界やサービスについて紹介します。タクシー広告の出稿を検討される方必見です。
目次
タクシー広告の成功事例
まず、本記事の本題となるタクシー広告におけるデイリースポーツ案内広告社の成功事例について紹介していきます。
a2network株式会社さま
実施目的:家族の絆を描く事で「繋がる社会」を表現したブランドムービーを活用し、認知拡大を目的にタクシー広告をテストマーケティングとして実施。
スマカンさま
実施目的:クラウド人事システム「スマカン」のリニューアルに伴って、決済層、経営層への認知が足りないという課題を払拭するためにタクシー広告を実施。
ルーシッドさま
実施目的:企業の電話対応業務を自動化するDXツール。こちらも決裁者に対しての訴求と、サービスの認知度向上のために実施。
成功しやすい業種・サービスは?
次に、どのような業種・サービスの企業と相性が良いのでしょうか。
具体的に見ていきましょう。
BtoB企業かつ幅広い業界を対象としたサービス
タクシー利用者は、経営者をはじめとする決裁権を持っているビジネスパーソンが多い傾向にあります。そのため、BtoB商材を扱っている企業が成功しやすい業種・サービスと言えます。
このことを踏まえると、近年SaaS型のサービスを展開するBtoB企業の出稿が多いことも納得いただけるのではないでしょうか。
高単価商材・サービス
高単価商材や高単価のサービスをお持ちの企業とも相性が良いです。上述にもあった通り、タクシー利用者は経営者を初めとする決裁権を持ったビジネスパーソン≒可処分所得の高い利用者が多いとも言えます。
そのため、高単価商材や高単価のサービス(具体的には、不動産や金融、ラグジュアリーブランドなど)が広告を届けたい層にしっかりとアプローチすることができます。
さらに、タクシーサイネージの普及・アップデートに伴い、搭載サイネージの画面サイズが大きくなり、ブランドの世界観や商品・サービスを効果的に訴求できるようにもなっています。
タクシー広告の動画を制作するポイント
タクシー広告の動画制作の際には、以下の点に気を付けながら制作することが必要です。
- ターゲットが抱える課題の明確に伝える
- 考査基準に基づいた飽きさせない工夫
初めてタクシー広告を出稿するための動画を制作しようと考えている方は、ぜひ確認してください。
ターゲットのユーザーが抱く課題を明確にする
タクシー広告は、経営層や富裕層などターゲットが明確です。そのため、そのターゲットが常にどういったことに課題を感じていて、どういう情報を欲しているのかなどを考える必要があります。
例えば、「○○にお悩みの方、これであなたの悩みも課題解決できます」や、会社経営に利益をもたらす可能性があるものなど、ターゲットを基軸とした構成で映像を制作すると、広告効果を感じ易くなるでしょう。
ストーリー性を持たせるなど飽きないための趣向を凝らす
課題解決などを動画内に入れ込んで頂くことも必要になりますが、単にそれを羅列するのみでは視聴者の興味を引くことは出来ません。
動画構成において、起承転結(ストーリー性)を考えて制作することも押さえておくべきポイントの1つとなります。
タクシー広告を出稿する流れ
それでは、タクシー広告を出稿するにあたり、どういった流れで掲載までたどり着くのかを説明いたします。
ペルソナに合わせてタクシー広告の配信会社を決める
タクシー広告を配信する会社を決めるにあたり、現在広告配信を行っている会社は2社です。配信会社によって配信地域・配信メニュー・費用などはそれぞれ変動しますので、利用用途によって、考えて頂くことをオススメいたします。
プランや配信エリアを選定する
タクシー広告の代表的な配信会社は、「TOKYO PRIME」と「GROWTH」があります。各社配信エリアや特徴が異なりますので、確認していきましょう。
TOKYO PRIME
TOKYO PRIMEは、全国12都市に展開に展開しており、サイネージ導入台数は、全国で66,000台を誇り、関東圏では約39,600台あり、想定表示回数(全国)は4,200,000人と圧倒的となります。
引用先:Tokyo Prime 媒体資料
GROWTH
GROWTHは、東京エリア(23区・武蔵野・三鷹地区)と全国5都市(札幌・名古屋・京都・滋賀・横浜)に展開しております。東京エリアでは11,500台のタクシーに設置し、月間約8,200,000人にリーチいたします。
引用先:GROWTH MEDIA GUIDE
業態審査
タクシー広告において、どんなサービスや商品でも掲載が可能ということではなく、掲載にあたり、TVCMや交通広告などと同様に企業審査があります。
詳細については、広告会社を通じて随時確認が取れますので、気になるという企業さまは問い合わせしてみることをオススメいたします。
空き枠状況の確認
タクシー広告の「TOKYO PRIME」「GROWTH」共に広告会社を通じて空き状況を確認することが可能です。
東京エリアについてはなかなか空きがない状況ですが、エントリー制を用いており、1月上旬ごろに4月~9月分の2クール分、8月上旬上旬ごろに10月~3月分の2クール分の事前エントリーを募っています。
希望の時期やエリアが決まっているのではあれば、1月上旬ごろや8月上旬ごろを目途に事前エントリーを検討頂くことをいいでしょう。
仮押さえ
タクシー広告の一つの特徴ともいえますが、仮押さえが可能です。ただし、「TOKYO PRIME」・「GROWTH」共に、有効期限は「仮押さえ依頼をした日から5営業日以内」となります。
「TOKYO PRIME」については、仮押さえ回数に上限は設けていません。細かい規定などは、広告会社に問い合わせください。
クリエィティブ(動画)考査
事前に業態考査についてご説明させて頂きましたが、クリエイティブ(動画)についても考査があります。
他動画メディアと同様に細かく規定が設けられていますが、移動する車内でのメディアという特徴がありますので「車酔いを誘発する可能性がある」というような媒体ならではの考査基準などございますので、注意が必要です。
申込
申込については、広告会社を通じて申し込みをすることが可能です。「TOKYO PRIME」「GROWTH」共に申込みフォーマットがありますので、都度確認が必要です。
入稿
各タクシー会社が規定している入稿フォーマットに沿って頂き、入稿素材を作成していただきます。そして、指定の広告会社を通じて、入稿作業を進めていきます。
掲載スタート
タクシー広告「TOKYO PRIME」「GROWTH」は、月曜配信開始となっており、基準となる期間としては、1週間~となります。掲載期間を検討して頂く際は、イレギュラー開始(例えば、火曜日スタート3日間)は受け付けすることができません。
まとめ
本稿では、注目度の高い、タクシー広告のリーチできるターゲット層や費用、事例について説明をさせて頂きました。
タクシー広告は経済的にゆとりのある方(富裕層)や経営層に情報を届けられる媒体です。「経営層にアプローチしたい」「BtoB向けのサービス認知を高めたい」や「高単価商材の認知拡大」を狙いたい方は、タクシー広告の実施検討を是非ともしてみてはいかがでしょうか。
対企業(法人)や、企業で決定権を持った経営層にどのようにアプローチすべきかについては、多くの企業が頭を悩ませている課題かと思います。
タクシー広告は、タクシー利用の特性上、その経営者や富裕層にアプローチしやすいという特徴があります。「経営者にアプローチ方法に悩んでいる」「法人営業をもっと効率的に行いたい」や「高単価商材の認知拡大」といった課題を抱えている方は、タクシー広告の検討してみることを視野に入れると良いでしょう。
営業職として、飲料や調味料関連メーカーなどの中小〜大手企業様への提案営業に従事。 新規開拓からはじまり既存顧客への実績拡大のための深耕営業を経験。 メディアプランニングやマーケティングなど幅広い業務を担当。現在は、プレイングマネージャーとして従事し、交通広告営業責任者を兼務。