LINE公式アカウントの運用にかかる費用は?無料と有料の機能の違いを解説
公開日:2022年6月24日更新日:2023年2月06日 LINE公式アカウントの運用にかかる費用は?無料と有料の機能の違いを解説
LINE公式アカウントは無料で開設でき、多くの機能を無料で使用することができます。
LINEのプランには3つの料金プランが用意されており、大きな違いはプランごとにメッセージ配信数の上限が異なるということです。
そのため、友だち数と配信頻度にあわせてプランを選ぶ必要があります。
また、基本の料金プラン以外に、上限を超えた場合の追加メッセージ料金や、基本機能では行えないテクニカルな配信を行うためのシステムを導入する機能など、目的や用途に合わせて様々なカスタマイズを行うこともできます。
この記事では、LINE公式アカウントの運用にかかわる費用や無料と有料での機能の違いについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
LINE公式アカウントの初期費用は無料!?
LINEは、以前から法人向けに「LINE@」という法人向けのサービスを提供していました。しかし、LINE@の運用は初期費用が800万円、月額250万円と高額でした。
中小企業よりも大手企業向けのサービスとして開始されましたが、2019年からLINE@は「LINE公式アカウント」に統合され、料金プランも一新されたことで、現在は初期費用:無料で開設することができます。
これにより、大手企業だけでなく、中小企業や個人でも気軽にユーザーへ情報を配信できるようになりました。
ただし、LINE公式アカウントの運用には費用がかかることを覚えておく必要があります。
月々の運用にかかる費用
LINE公式アカウントは、お友だち登録したユーザーに自社の商品やサービスの情報を提供できる、優れた手段のひとつです。
しかし、LINE公式アカウントを利用するためには費用がかかります。そこで、以下ではLINE公式アカウントの運営にかかる月々の費用について解説します。
LINE公式アカウントの基本料金について
LINE公式アカウントの基本料金や、プランごとにかかる費用は次の通りです。
LINE公式アカウントを無料で利用できるフリープランと、有料のライトプラン、スタンダードプランは、毎月ユーザーに送信できるメッセージ数が異なります。
追加メッセージ料金について
LINE公式アカウントは、フリープランであれば基本無料で使えます。しかし、ユーザーに配信できるメッセージは1,000通までで、メッセージの追加はできません。
ライトプランは1万5,000通以降、1通につき5円でメッセージを追加できます。
スタンダードプランは追加メッセージを送るほどお得になるのが特徴です。メールの追加は5万通までは3円で、それ以降は単価が下がっていきます。1,000万通以降は問い合わせが必要です。
参照:LINE Business Guide 2022年10月-2023年3月期
メッセージの数え方
LIEN公式アカウントでは、ユーザーに配信できるメッセージは1通につき3吹き出しまでとなり、「メッセージの送信回数」 × 「送信したユーザー数」が通数になります。
例えば、月に3回、100人のユーザーに送ると300通となります。
メッセージには、追加料金がかかるものとかからないものがあるので注意が必要です。メッセージに追加料金がかかるのは、「メッセージ配信」と「ステップ配信」の2つです。
対して「チャット」「応答メッセージ」「LINE VOOM」には、メッセージの追加料金がかかりませんので、把握しておきましょう。
課金の対象となるメッセージ
上述の通り、LINE公式アカウントの配信には「課金対象になる」メッセージと「課金対象にならない」メッセージの2種類があります。
ここでは2種類のメッセージついて詳しく見ていきましょう。正しく理解してメッセージ配信を行うことをおすすめします。
その他で発生する費用
続いて、こちらでは月々の運用以外で発生するのその他の費用について紹介していきます。
ブランディング効果のある「プレミアムID」
LINE公式アカウントを開設した時点で、英数字がランダムで羅列された「ベーシックID」が付与されます。
ベーシックIDをLINE内で入力することで、簡単にアカウントを検索することが可能です。一方、別途料金を支払うことで「プレミアムID」を取得することができます。
プレミアムIDは4〜18文字以内で任意のID名を設定できるため、ブランディングにも繫がります。プレミアムIDは、月額100円(税別) または年額1,200円(税別)となります。
その他のオプション機能について
LINE公式アカウントには、メッセージ配信以外にも次のようなオプション機能が提供されています。
- LINEコールAPI
- LINE POP Media
- スタンプ
- 友だち追加広告
参照:LINE Business Guide 2022年10月-2023年3月期
これらの機能を活用することで、集客や販売に有利に働きます。しかし、機能を利用するには別途申し込みが必要となります。
外部ツール利用費
LINE公式アカウントは外部ツールを導入することによって基本機能にないシステムを実装することが可能です。
例えば、飲食店のテーブルオーダーや予約受付、LINE上でカートを設け、商品を購入できる決済システム、会員証サービスなど目的に応じて外部ツールを導入することができます。
費用感も様々で、数万円~実施できるものや、月額数十万円かかるものなどございますので、パートナーを通じて見積や問い合わせをしみましょう。
料金プランは月々で変更可能
料金プランは月々で変更が可能です。LINE公式アカウントの運用を始めたばかりでお友だち登録が少なかったり、最初からスタンダードプランにすることに不安があるのであれば、フリープランから始めるといいでしょう。
お友だち登録が増えてきて、ある程度運用に慣れた段階でライトプランやスタンダードプランに移行することをおすすめします。毎月配信する情報の数に対して、プランが見合わないと損になる恐れがあります。
LINE公式アカウントのプラン変更は、自社の運用状況に合わせると良いでしょう。
費用を抑えて効果的に運用するポイント
LINE公式アカウントでのメッセージ配信は、開封率や反応率が高く、非常に重要なプロモーション手段となります。
費用を抑えて効果的に運用するためには、投稿頻度や配信時間が重要です。
そこで効果的な配信頻度や配信時のポイントをわかりやすく紹介していきます。
メッセージ配信頻度の見直し
おすすめの配信頻度は月2〜4回です。配信頻度が多すぎると、ユーザーは煩わしく感じてしまいブロックする傾向にあります。
そして頻度が少なすぎる場合も、突然メッセージが届くとアカウントをブロックしてしまいます。適切な配信頻度を保ちながら継続的に配信を行いましょう。
セグメント配信の活用
効果的に配信をするためにセグメント機能を活用しましょう。
特定の属性に絞り込み、ユーザーの興味関心に合わせた配信を行うことで、必要な情報を必要な方だけに届けることが可能です。
主なセグメント手法として5種類「友だち期間、性別、年齢、OS、エリア」を絞り込んで配信を行うことができます。
セグメントを行うことで、開封率やクリック率を改善することが可能です。詳しくはこちらの記事を参考にアプローチしてみましょう。
配信時間の見直し
業種によって投稿時間や曜日の傾向を意識することが大切です。
「グルメ・飲食店」の場合、昼食前・夕食前の10時~12時と16時~18時に投稿のピークがあり、曜日別では金曜日の投稿が一番多くなっています。
平日のランチや、休前日のちょっとゆったりしたタイミングで配信するのがオススメです。
「ラグジュアリー」の場合、夕飯や寝る支度を終えた、リラックスできる時間の22時台に一気に数値が跳ね上がっています。
また、曜日別では、土日の投稿は少なく、平日は週末に向けてだ配信が多くなる傾向となっています。
自社の最適な配信を見つけ出すためには様々な時間帯に配信を行い、分析画面より開封率やクリック率などの数値を確認することが大切です。
PDCAを繰り返しながら自社だけの最適な配信時間を探してみましょう。
無料でも十分集客が可能なリッチメニュー
「リッチメニュー」は、LINEのトーク画面下部に固定で表示されるメニューです。ユーザーの目に留まりやすく、閲覧頻度も高いことが特徴で、大きな誘導効果が期待できます。
リッチメニューはスマートフォンの画面に大きく表示されるため、クリック率の向上が期待でき、配信したメッセージのクリック数よりも高い遷移数を占めることも多数あります。
11種類のテンプレートが存在し、バナーごとにそれぞれのリンクに遷移させたり、クーポンを表示させたりすることが可能なため、まだリッチメニューを設置していない企業様は、是非、設定してみましょう。
最大限にLINE公式アカウントの効果を発揮するために運用代行を検討してみよう
LINE公式アカウントは、無料で利用できるフリープランでも十分に集客は可能です。
しかし、無料で使える範囲内で、集客の効果を発揮できる機能を覚えて使いこなす必要があります。
LINE公式アカウントで提供されている機能は多いため、全てをマスターするのは時間がかかります。
個人では覚えることが多いため一筋縄ではいかないでしょう。
そこでおすすめしたいのが、運用代行サービスです。数多くの経験と知見を持った運用代行サービスを活用することで、より効率的に納得できる結果が得られるでしょう。
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まとめ:実際にいくら料金が発生するかわかる!?通数費用シミュレーター
LINE公式アカウントは、「フリープラン」「ライトプラン」「スタンダードプラン」の3種類から選ぶことが可能です。
フリープランは基本無料で利用ができるため、操作や運用に慣れるまでのお試しとして適しています。お友だち登録が増えて、メッセージを配信する人数が増えるに従って、有料のライトプラン、スタンダードプランに移行すると良いでしょう。
まずは現状どれくらいの費用が発生する可能性があるのかLINE社が提供する『通数費用シミュレーター』を使ってみることをおすすめします。
友だち数とメッセージ配信回数の想定値を料金シミュミレーションに入力いただくことで、おすすめの料金プランを確認することができます。手軽におすすめプランをチェックできますので、是非ご活用ください。