動画広告の種類と成功事例~動画広告の基礎知識を徹底紹介~ | 株式会社デイリースポーツ案内広告社
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動画広告の種類と成功事例~動画広告の基礎知識を徹底紹介~

公開日:2022年7月28日更新日:2022年12月27日 動画広告の種類と成功事例~動画広告の基礎知識を徹底紹介~


動画広告とは、広告のクリエイティブに静止画ではなく、動画を使用した広告手法のことを指します。
YouTubeやSNSを初めとしたオンラインを活用した手法とテレビCMやOOH(Out of home)などのオフラインを活用した手法があります。

動画広告は現在のマーケティング施策を考える上で、メジャーな手法の1つとなっていますが
種類が豊富なことから、どのメディアから施策をスタートするべきなのか悩まれる担当者の方も多いのではないでしょうか。

この記事ではそんな担当者の方に向けて、上述のオンラインとオフライン両者の動画広告の種類と成功事例を含めた基礎知識を徹底的に紹介していきます。

動画広告の目的

まずは動画広告を実施する際の目的についてです。
動画広告を実施する目的は主に認知拡大、ブランディングの2つが挙げられます。

認知拡大

認知拡大を目的とした場合、動画広告は有効な手法となります。 その理由としてはYouTubeやテレビなど接触できる人数規模が大きいメディアを介して展開されること多いことが挙げられます。
広告実施前と後で調査を行い、どれほど認知度が上がったかなどを定量的な調査を行い、効果検証をすることが多いです。

ブランディング

動画広告はブランディングを目的とした施策の一つとして活用されることも多いです。その理由として、動画は静止画と比較すると、企業やブランドのストーリーを伝えることに適したフォーマットであるということが挙げれます。

ブランドの好意度にどれほど変動があったかなど調査を用いて計測することが多いです。

動画広告のメリット

動画広告は、静止画のクリエイティブでは実現できない「音」と「動き」を組み合わせることで効果的にユーザーに情報を届けることができます。

テキストベースの広告やグラフィックベースの広告と比較し、クリエイティブに多くの情報を組み込むことができたるめ、ストーリー性を持ったクリエイティブでアプローチができる点がメリットです。 五感の中で重要が高い視覚と聴覚に訴えかけることができます。

そのため、ストーリーとともに商品・サービスの情報を届けることができる動画広告はユーザーの印象に残りやすく、認知拡大や販売促進に効果的とされています。

動画広告のデメリット

動画広告のデメリットは、他の広告よりもクリエイティブ制作にかかわる費用と人的コストが発生してしまう点です。

動画広告はアニメーションの制作や人物を撮影し、動画に音楽やエフェクトを付ける作業が発生します。それに加え、キャプションを挿入するなどの編集作業が必要となり、制作時間が他の広告よりも大きくなります。

また、各配信先によって仕様も多岐にわたるため、幅広い知識や知見が必要となります。そのため、これから動画広告を始めようという企業の広告担当者の方は敷居が高いと感じるかもしれません。

動画広告は自社で制作できるのか?

動画制作に必要な機材を初め、知識や編集技術のある人材が確保できれば、自社での動画制作は可能です。

しかし、動画制作には自社の課題に沿った方向性の決定、撮影や編集など様々な工程が必要になってきます。 このような人材を社内で確保することが難しい企業も多いと思います。

その場合は、動画制作のプロフェッショナルに依頼することをおすすめします。 業界やターゲットに応じて、ノウハウが蓄積しているので、企業の状況に合わせた最適な動画制作を叶えることができます。

動画広告の配信先メディア

動画広告と一口に言っても配信先のメディアは千差万別です。オンラインとオフラインのそれぞれで代表的なメディアを紹介します。

オンラインの動画広告

まずは、オンラインの動画広告で代表的なものを6つ、それぞれの主な広告メニューと共に紹介します。

  • YouTube
  • Facebook
  • Instagram
  • Twitter
  • LINE
  • TikTok

①YouTube
テレビを上回る接触時間を誇るYouTube。各企業のマーケティング目標に合わせて認知向上から売上獲得までのファネルを網羅していることが特徴です。

主な広告メニュー

TrueView インストリーム広告
好意度や購入/利用意向を高めることに向いています。
動画広告スタート5秒後にスキップボタンが表示され、視聴選択が可能です。

バンパー広告
最大のリーチと配信頻度を担保することができるため、認知醸成や購入/利用意向を高めることに適しています。
スキップなしで6秒動画を最後まで見せることが可能となっています。

②Facebook

ビジネス上のコミュニケーションツールとしても活用されるFacebook。実名での登録が必要となるため、ユーザー情報の正確性が高く、精度の高いターゲティングが可能です

主な広告メニュー

フィード広告
ブランドやサービスの認知からサイト誘導など幅広い目的で展開することができます。
タイムライン上に表示されるため、自然とユーザーの目に留まることが特徴です。

ストーリーズ広告
縦長動画での配信となるため、モバイルユーザーへのアプローチが可能となっています。
デバイスの画面全体に表示されることでインパクトが非常に強いです。

③Instagram
写真投稿型のプラットフォームで情報検索の用途でも利用されるInstagram。Facebookと同じく、精度の高いターゲティングをできることが特徴です。

主な広告メニュー

フィード広告
主にブランドやサービスの認知度向上を目的に活用されています。
最も触れるフィード内に表示できるため、ユーザーに自然な形でアプローチをすることができます。

ストーリーズ広告
商品やブランドの興味喚起に適しています。
ストーリーズ投稿の合間に表示できるため、Facebookのストーリーズ広告と同様にインパクトが強い傾向があります。

④Twitter
リアルタイム性や拡散力に秀でたプラットフォーム。自身の興味・関心を軸に精度の高いターゲティングすることができます

主な広告メニュー

プロモビデオ広告
Twitterの中で最も標準的な手法です。
ユーザーのタイムラインに表示されるので、違和感がなく自然とアプローチすることができます。

インストリーム広告
コンテンツ配信パートナーの動画本編前に再生されます。
「音楽」や「スポーツ」などのカテゴリーを選択する「Amplifyプレロール」と特定のパートナーのコンテンツを指定できる「Amplify スポンサーシップ」の2種類があります。
自社商材と相性の良いカテゴリーやコンテンツを選択することで、興味関心の高いユーザーに効率よくアプローチが可能です。

⑤LINE
日本人口の約7割以上が利用するという圧倒的なリーチを誇るLINE。コミュニケーションツール、インフラとしての役割が強いため、他のプラットフォームと比べて使用頻度が多いことやユーザーが幅広くなっています。

主な広告メニュー

LINE NEWS
LINEアプリ内のニュースページの記事一覧ページに配信できます。
LINE NEWSユーザーは購入意欲が高いことも特徴で、新商品発売やリアルタイム性のあるサービスや商品と相性が良い傾向にあります。

LINE BOOM
LINE VOOMユーザーに広告を配信することができます。
アプリダウンロードなどユーザーに対して次のアクションを促す効果を期待することができます。

⑥TikTok
ショートムービーを中心とした動画制作・投稿ができるプラットフォーム。Z世代と言われる層の利用率が高く、ターゲットが若年層の企業にはおすすめの配信先です。

主な広告メニュー

TopView
アプリ起動時に広告を表示することができます。
1日1枠とという特別感と起動時という表示タイミングにより圧倒的なアテンションを誇ります。

インフィード広告
ユーザーのフィード上に表示することができ、TikTokの導入には最適なメニューです。
認知から興味、ブランドの好意度まで幅広い課題に対してアプローチができます。

オフラインの動画広告

続いてオフラインの動画広告で代表的なものを3つ紹介します。

  • テレビCM
  • OOH(out of home)
  • 交通広告

①テレビCM
インターネットの普及が進んだとは言え、未だに生活者に対して大きな影響力を持つテレビCM。マスメディアの中でもコストパフォーマンスが高いことが特徴です。

主な広告メニュー

スポットCM
番組間のCMゾーンにランダムに流す手法です。
期間を決めて集中投下することが可能なため、多くの場合、商品や企業のキャンペーン告知の用途で活用されています。

タイムCM
番組を選定し、その番組間でCMを放映する手法となります。
長期間、特定層へ繰り返しアプローチすることが可能なため、多くの場合、ブランドイメージの醸成の用途で活用されています。

②OOH(Out of home)
自宅で触れる広告以外の広告の総称のことです。マス広告に引けを取らないリーチ力が誇ります。

主な広告メニュー

屋外ビジョン
屋外の建造物に設置された映像を放映することができるメディアです。
実施目的やターゲットに応じて、放映エリアや期間などを柔軟に選ぶことができます。

シネアド
映画館で上映前に流れる動画広告のことを指します。
映画館という特別な空間を活用した強制視認性があることが特徴です。

③交通広告
主に電車やタクシーなどの公共交通機関の車両内外に掲出される広告です。生活導線上に広告が掲出されているため、高い接触率や刷り込み効果を期待することができます。

主な広告メニュー

トレインチャンネル
電車内で放映される動画広告です。
電車内で唯一の動画メディアのため、生活者への到達力が高いことが特徴となります。

タクシービジョン
タクシーの車内に設置されたモニターを介して配信することができる広告枠です。
密室かつ至近距離でのアプローチが可能なため、高い注目率を期待することができます。

デイリースポーツ案内広告社の動画広告における成功事例

①求人サイト運営企業様

求人サイトの認知拡大を目的にタレントを起用し、制作した動画を活用し、全国でのテレビCM放映、WEBメディアへの配信を実施しました。CM放映後、サイトのPV数は18%増と認知拡大に一定の効果を得ることができました。さらに応募数も1.4倍となり、応募者全体の約3割の方がCMをきっかけに応募をいただけました。

②スポーツ用品メーカー企業様

新商品の発売に伴い、認知拡大を目的としたYouTubeの TrueView インストリーム広告を実施しました。視聴率が想定の約1.5倍となり、顧客満足度の高いCPVを達成することができました。

③家電メーカー企業様

同業他社との差別化、ブラント認知の向上を目的に1社提供でタイムCMとスポットCMを放映しました。さらに、提供番組内に商品紹介をしてもらい、具体的な商品の使用シーンを創出しました。実施後の調査から、テレビCMを見た生活者の約半数が検索など次のアクションを行ったという結果を得ることができました。

まとめ

今回は、動画広告の種類や特徴について基本的な内容をご紹介しました。動画広告には以下のように多くの種類があります。

動画広告で成果を出すには目的に沿った動画の制作と配信先の選定が必要です。初めて動画広告を検討される方はぜひお気軽にご相談ください。

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中島 一郎 株式会社デイリースポーツ案内広告社 経営企画室

法政大学を卒業後、2016年に株式会社デイリースポーツ案内広告社に入社。 入社から5年間アカウント営業に従事。交通広告やOOHを初めとし、デジタル広告まで幅広く携わる。 現在は、デイリースポーツ案内広告社のマーケティング活動を管掌している。

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