テレビCMの効果とは?デメリット・最大限に効果を引き出すポイントと事例を紹介 | 株式会社デイリースポーツ案内広告社
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テレビCMの効果とは?デメリット・最大限に効果を引き出すポイントと事例を紹介

公開日:2022年8月22日更新日:2023年2月21日 テレビCMの効果とは?デメリット・最大限に効果を引き出すポイントと事例を紹介


メディアの王様と言われるほど、影響力を持つテレビですが、若者のテレビ離れというキーワードが聞かれるようになってから、しばらくの期間が経過しました。

そのため、テレビはもうあまり見られていないのでは?と思われる方も多いのではないでしょうか。
しかし、ポイントを押さえて活用することでテレビは今でも絶大な影響力を発揮することができます。

本記事では、テレビCMの効果について、加えてデメリットや効果を引き出すポイント、事例までをわかりやすく紹介していきます。

テレビCMの効果とは

テレビ番組の途中で放送されるテレビCMは、幅広い年齢層の男女が必ず目にすることになります。

テレビCMの長さは基本的に15秒〜30秒ほどですが、この短いCMで次のような効果を得ることができます。

  • 認知度を高める
  • 商品サービスの売上拡大
  • ブランドイメージ確立

以下では、テレビCMで得られる効果についてご紹介します。

認知度を高める

テレビCMで得られる最大の効果は、認知度を高められることでしょう。テレビ以外にも広告を出せるメディアはいくつかあります。

例えば、TwitterやYouTubeなどに広告を掲載できます。他にもラジオでもCMを流すことは可能です。

しかし、これらのメディアは利用している限られた一部の人にしか訴求効果は望めません。対して、年齢や性別問わず不特定多数の人が目にするのがテレビCMです。

昨今は若者のテレビ離れが加速していると言われていますが、それでもまだまだテレビCMは高い影響力を与えています。

商品・サービスの売上拡大

テレビ番組を視聴中に、たまたま目にした商品やサービスのCMで興味を持ち、インターネットを使って検索するといった人も多いはずです。

性別や年齢層を問わず、不特定多数の人に商品やサービスの情報を伝える方法として、テレビCMは有効な手段です。

ブランドイメージ確立

テレビCMには、自社のブランドイメージを確立する効果も期待できます。テレビCMを流すことで、幅広い年齢層の人に認知してもらうことが可能です。

その際、商品やサービスについての内容だけでなく、視聴者にブランドイメージを定着させることができます。

例えば、富裕層をターゲットにしているなら高級感を、女性をターゲットにしているなら清潔感をといった具合に、テレビCMを通じてブランドイメージを確立することが可能です。

テレビCMのデメリット

テレビCMには、商品やサービスの認知度を高めたり、ブランドイメージの確立といった効果が期待できます。その結果、売上の拡大につながります。

しかし、次のようなデメリットもあることを覚えておく必要があります。

  • 費用対効果の計測が難しい
  • コストが高い
  • ターゲティング精度が低い

以下では、テレビCMのデメリットについて詳しく解説します。

費用対効果の計測が難しい

テレビCMは、費用対効果を計測することが一般的に困難と言われています。

視聴率やアンケートなどを実施することで、どの年齢層がどんな番組やCMを視聴しているかを知ることは可能です。しかし、これらの測定方法は、多くのデータや時間、費用が必要になります。

テレビCMを出稿したとしても、かかったコストに対して商品やサービスの購買にどれだけ影響を与えたのかを知ることは難しいのです。

もしかすると、SNSなどで出稿している広告経由であったり、インフルエンサーが使っていることが口コミで広がった可能性も考えられます。テレビCMは視聴者に大きな影響を与えますが、費用対効果を正確に把握するには向いていません。

コストが高い

Web広告に比べてテレビCMのコストは割高になってしまいます。

例えば、YouTubeに広告を出稿した場合、クオリティにもよりますが月10万円〜100万円ほど準備する必要があります。

対してテレビCMの場合、エリアにもよりますが、100万〜400万ほど準備しなければ効果は見込めません。

Web広告よりもコストはかかりますが、それだけテレビCMが視聴者に与える影響は大きいものになります。

ターゲティング精度が低い

テレビCMは、不特定多数の人に商品やサービスをアピールすることが可能です。

裏を返すと、自社の商品やサービスに適しているターゲットのみに訴求することが難しいことを意味します。

Web広告であれば、ユーザーの要望に合わせた商品やサービスが提供されます。

しかし、テレビCMは年齢や性別を問わず情報を提供するため、ターゲティング精度は低くなりがちです。

テレビCMの効果を引き出すためのポイント

テレビCMには高い訴求効果や購買意欲を刺激する効果が期待できます。
しかし、その他の面ではターゲティング精度の低さやコストの高さといったデメリットもあります。

コストをかけた分だけ結果を出したいのであれば、次のポイントを押さえておく必要があります。

  • ターゲット・目的を明確にする
  • テレビCMを出稿する曜日・時間帯・エリアを選定する
  • 費用対効果について考える
  • テレビCMの種類を理解する
  • クリエイティブにこだわる

以下では、テレビCMで高い効果を引き出すポイントを解説します。

ターゲット・目的を明確にする

テレビCMを出すのであれば、ターゲットや目的を明確にすべきです。自社の商品やサービスが適している層から外れていると、訴求効果は期待できません。

まずは、自社の商品・サービスに適しているターゲットや目的を明確にしてからテレビCMを制作することが重要となります。

テレビCMを出稿する曜日・時間帯・エリアを選定する

ターゲットとなる層を明確にしたら、次はその層の行動パターンに合わせて、時間帯や曜日に合わせてテレビCMを出稿する必要があります。

例えば、平日の夜と土・日であれば、10〜30代の学生や成人した男女など、若い世代がターゲットとなります。
加えて、テレビCMを放送するエリアも考える必要があります。ターゲットが少ないエリアでは、宣伝の効果も期待できません。

テレビCMの効果を高めるためにも、出稿する曜日・時間帯・エリアも検討する必要があります。

費用対効果について考える

テレビCMは、費用対効果を明確にすることは困難です。
しかし、自社の商品やサービスが、どの層をターゲットにしているのかを把握しているはずです。

年齢や性別など、ターゲットを理解していれば、テレビCMを放送する時間帯・曜日・エリアもある程度絞り込めます。
ターゲットに合致したタイミングでテレビCMを流すことで、高い費用対効果が見込めます。

テレビCMの種類を理解する

テレビCMには、主に「タイムCM」と「スポットCM」の2種類あります。

タイムCMとは、広告主が番組のスポンサーとなり、番組の時間帯に放送するCMです。
対してスポットCMとは、決められた時間内でテレビCMを放送する方法です。CMを放送する期間や量を自由に設定できます。

タイムCMは、ターゲットに向けて自社の商品やサービスを効率的にアピールできます。
一方、スポットCMは幅広い層にアプローチが可能です。ターゲットの層に、自社の商品やサービスを効率的にアピールできるテレビCMの方法を選ぶようにしましょう。

クリエイティブにこだわる

テレビCMを成功させるために、クリエイティブ制作は最も肝要なポイントと言っても過言ではありません。

その理由としては、テレビCMを初めとした動画を活用した広告はメディアによって生活者がその広告に接触する際におかれる環境や心情が大きく異なるということが挙げられます。

例えば、通勤中にスマホでみるインターネット上の動画広告と自宅でみるテレビCMとでは、前者が満員電車内で少し窮屈な思いや落ち着かない気持ちなのに対して、後者は仕事終わりに自宅でリラックスした至福の時間であったりするということです。

この生活者のおかれる環境や心情は千差万別なので、上記で設定した目的・ターゲット、テレビCMを放映するタイミングなどを考慮し、最適なクリエイティブを制作することが求められます。

どのようにテレビCMの効果検証をするの?

前項でテレビCMのデメリットとして費用対効果の測定が難しいと記載しましたが、効果を測定する術がないわけではありません。

ここからはよく活用される効果測定の方法について紹介してきます。

広告調査を実施する

広告調査は、一定数のユーザーを対象にモバイルアンケートなどを行い、広告を見る前と見た後でどのような変化が生じたのか、事前事後で調査を行います。

この調査を行うことで、広告の認知度の伸びや、競合他社との印象の違い、広告のどの点が最も記憶に残ったか、広告を見てどのような行動をとったのか、などといった多くの観点で広告効果を測ることができます。

ウェブサイトへの流入数を測定する

自社のウェブサイトへの流入数で、テレビCMの効果を検証することが可能です。

例えば、Google Analitycsを導入していれば、対象期間前と後でページの閲覧数がどれだけ上がっていたか、さらにそれを地域別やユーザー属性ごとに確認することができます。

上記の広告調査は別途費用が発生するケースが多いですが、Google Analyticsは無料で導入できるので、まだ導入・設定していないという場合はすぐに始めることをおすすめします。

商品やサービスの購入時にアンケートを実施する

自社でアンケートを作成し、商品やサービスを購入してくれた人に「このサービスをどこで知りましたか?」と地道にお客様の声を聞いていくという手法もあります。

この結果で、サービス認知のきっかけが「テレビCM」であると回答する人が多ければ、テレビCMの効果が一定はみられたといえるでしょう。

継続してアンケートを実施することをおすすめします。

単純な回答数だけなく、過去のアンケート回答と比較し、回答割合の増減も把握できるようにしておくと傾向なども読み取ることができます。

テレビCMの成功事例紹介

こちらでは、デイリースポーツ案内広告社がお手伝いしたテレビCMの成功事例をご紹介します。

求人サイト運営企業さま

求人サイトの認知拡大を目的にタレントを起用し、制作した動画を活用し、全国でのテレビCM放映、WEBメディアへの配信を実施しました。

CM放映後、サイトのPV数は18%増と認知拡大に一定の効果を得ることができました。
さらに応募数も1.4倍となり、応募者全体の約3割の方がCMをきっかけに応募をいただけました。

家電メーカー企業さま

同業他社との差別化、ブラント認知の向上を目的に1社提供でタイムCMとスポットCMを放映しました。
さらに、提供番組内に商品紹介をしてもらい、具体的な商品の使用シーンを創出しました。

実施後の調査から、テレビCMを見た生活者の約半数が検索など次のアクションを行ったという結果を得ることができました。

>>その他のテレビCMの実績やお問い合わせはこちら!!

まとめ

当記事では今回、テレビCMを放送することで得られる効果や、より高い効果を引き出すためのポイントについてご紹介しました。

自社の商品やサービスのテレビCMを放映することで、次のような効果を期待できます。

  • 認知度を高める
  • 商品・サービスの売上拡大
  • ブランドイメージ確立

同時に、次のようなデメリットがあることも把握しておきましょう。

  • 費用対効果の計測が難しい
  • コストが高い
  • ターゲティング精度が低い

そのうえで、テレビCMの効果を高めるために以下のポイントを押さえておくべきです。

  • ターゲット・目的を明確にする
  • テレビCMを出稿する曜日・時間帯・エリアを選定する
  • 費用対効果について考える
  • テレビCMの種類を理解する
  • クリエイティブにこだわる

自社のペルソナに合わせて最適なアプローチするためにも、上記のポイントを踏まえテレビCMを効率的に活用しましょう。

お問い合わせ

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中島 一郎 株式会社デイリースポーツ案内広告社 経営企画室

法政大学を卒業後、2016年に株式会社デイリースポーツ案内広告社に入社。 入社から5年間アカウント営業に従事。交通広告やOOHを初めとし、デジタル広告まで幅広く携わる。 現在は、デイリースポーツ案内広告社のマーケティング活動を管掌している。

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